文部科学省「地(知)の拠点」に選定されました

2015年10月21日トピックス

20151021_tinokyoten01.jpg

20151021_tinokyoten02.jpg

本学を参加校として申請された取組が、文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生事業(COC+)に選定されました。COC+事業は、大学が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成するために必要な教育カリキュラムの改革に取り組む大学を支援することで、地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目的としています。事業の概要は以下の通りです。

事業期間

平成27年度から31年度までの5年間の予定。

事業名称

北京都を中心とする国公私・高専連携による京都創生人財育成事業

事業協働期間

参加大学等:

京都工芸繊維大学(COC+申請校),京都学園大学,京都府立大学,舞鶴工業高等専門学校

参加自治台:

京都府

参加企業等:

公益財団法人京都工業会,丹後機械工業協同組合,京都府中北部の各商工会議所

本学の取り組み内容

 京都学園大学は亀岡市にキャンパスを有しています。亀岡市を中心とする南丹地域は丹波マツタケ、丹波栗、丹波黒大豆、丹波大納言などの最高級丹波ブランド野菜のほか、千枚漬の材料となる聖護院かぶらなどの京野菜の産地として、京料理を支え続けてきた場所です。さらに、優良な食品生産環境を生かして食品加工業も盛んに営まれています。こうした地域環境を活かし、京都府南丹振興局や農林水産技術センターと連携協定を締結するとともに、南丹地域を中心として京都府下の農商工企業や官公庁約20社と「食、農、環境に関する開発や学生の実践教育に関して相互に連携することを目的とした包括協定」を締結しています。また、100軒以上の地元の農家による「特産物を考える会」の結成を導きました。  こうした実績を踏まえ、本事業では、バイオ環境学部、経済経営学部、人文学部において全学生が登録する地域PBL型授業「実践プロジェクト」やインターンシップの拡充、新設した健康医療学部の卒業生の地元輩出等により、地元(京都府)就職率の大幅な増加を目指します。

本学の事業実施計画

 京都学園大学では、亀岡キャンパスに配置する京都学園大学バイオ環境学部は平成27年度から食農学科を開設し、食と農を通じて、社会に役立つ人材の育成をすることと南丹地域の農・食品産業の更なる発展に貢献することを目指しています。そのために平成26年度には地元農商工企業・官公庁約20社と包括連携協定を締結し、地元農家による「特産物を考える会」の結成を先導し、地域連携の基盤を築きました。平成27年度には食品開発センターと新種苗開発センターを稼働させ、地域企業や農家との連携プロジェクトを推進します。このプロジェクトは、学生が中心的に取り組み、企業関係者や教員が指導するプロジェクトとなります。このような活動を通して、アブラナ科の葉菜、ダイジョの紅系統などの新品種の開発・普及並びに企業連携による商品開発(ワイン、ビール、漬物、甘酒、菓子、パン)、1次加工(米、黒豆、かめまるイモ)及びそれらの商品化を行う予定です。これらの取り組みによって、南丹地域の農・食品系産業がさらに発展し、新規雇用の創出と地元企業への学生の就職率向上が期待できます。

 

2015/10/21

(研究・連携支援センター)

前の記事へ

次の記事へ

一覧へ戻る

このページの先頭へ