京都学園大学

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平成25年度

更新日:2016年9月24日(土)
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平成25年度の実施状況です。

平成25年度 第1回FD研修会

平成25年9月18日(水)に第1回FD研修会を開催しました。

玉川大学の菊池重雄先生を講師にお招きし、「能動的学修を促進する教学マネジメントシステム」というテーマで、現在、玉川大学が取り組んでいる教学改革についてご講演いただきました。

大学に求められる学修成果や人材の育成は、時代や社会の動向によって、大きく転換してきています。

そして今、予想困難な時代を生き抜くために必要とされているのが、学生の「主体的学び」です。その実現のために大学が取り組むべき課題やその方法について、現在取り組まれている内容や方法を提示しながらお話しいただきました。

玉川大学 菊池重雄 氏

玉川大学 菊池重雄 氏

ご講演の概要は以下の通りです。


(1)二つの中央教育審議会答申をどのように受けとめるか

①『学士課程教育の構築に向けて(答申)』2008(平成20)年12月24日

②『新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)』2012(平成24)年8月28日

この二つの中教審答申は何を目指してきたのでしょうか。

 時代の変化とともに、学士課程教育で育成する能力要件は、社会的なものから学術的なものへ、そしてまた社会的なものへと変化しているといえます。

 そして今、学問の高度化および産業構造の変化やテクノロジーの革新などの社会変化がめまぐるしい「予想困難な時代」を生き抜くために必要とされているのが、学生の「主体的学び」です。この「主体的学び」を実現させるためには、大学教育における価値観の転換が必要になります。学生は「できるだけ多くの単位取得」から「履修科目を確実に学修して自分の能力を開発する」へ、学修目的の価値観を変える必要があります。教職員は「学生の能力開発支援」から「予測困難な社会を生き抜くための能力育成」へと、その役割を変化させる必要があります。

2008年4月、大学設置基準が改正されました。

  • 「人材育成目標」および「ディプロマ・ポリシー(DP)」の明示。
  • シラバスの義務化:個々の授業目標の明確化/人材育成像との関連性の明示
  • 「授業方法・内容」と「到達目標」の妥当性・有効性の検証/厳格な成績評価の実施
  • FD活動の義務化

 これを受け、玉川大学ではDP策定の留意点に従った、学部レベルのDPを策定しています。

 また、DPと各授業の到達目標の対照表となるカリキュラム・マップと、カリキュラムの流れを確認するためのカリキュラム・ツリーを構築しています。これらを基に、各授業の到達目標、授業内容等を設定します。DPとCP(カリキュラム・ポリシー)の明確化の方策や内部質保証システムのサイクルを改善し、明確にすることが大切なのです。


(2)能動的学修(主体的学修)を促進する教学マネジメントシステム

では、「主体的な学び」を実現するための授業とは、どういったものでしょうか。

 日本の大学における学修時間の定義と玉川大学の授業時間(1時間=50分)を考えると、8時間を基準(一日の労働時間に基づく)とした学修時間の確保に必要な履修単位数は、16単位となります。このことから、玉川大学では履修登録上限を半期16単位(年間32単位)に設定しています。

 しかし、一日8時間の学修時間のうち、例えば授業が2限と3限になっていると、大学での学修時間は200分となり、残りの240分(4時間)は自学自習となります。すべての学生が、毎日4時間自宅や図書館などで自学自習するとは考えにくいと思います。そこで、授業を1限と4限、クラブ活動のある日の2限などに設定することで、大学に居ざるを得なくなり、予習・復習の時間を持ちやすくなります。

 また、授業のための「宿題」ではなく、「宿題」を支援するための授業を設置することで、自学自習を補い、「学習」から「学修」へと導くことができます。

 学生の「主体的な学び」に向けて、玉川大学では全学共通カリキュラムの整備、科目ナンバリングの実施、2種類のシラバスの運用、学生ポートフォリオの活用なども行っています。

 そして、卒業するための基準を「124単位を取得+累積GPA(Grade Point Average)2.00以上」とすることで、グローバル・スタンダードに合致した卒業システムを確立しました。


この他にも、食堂やカフェの役割の見直し等を行い、「学修させるキャンパスの実現」を目指した活動など、貴重なお話をたくさん聴くことができました。このような先進的な取組みを参考に、本学の更なる教育改革・改善に取り組んでいきたいと考えています。

教育開発センター

平成25年度 第1回SD研修会を開催しました

平成26年3月4日(火)に第1回SD研修会を開催しました。

京都文教大学 教務課教務部の村山孝道係長を講師にお招きし、「大学職員3.0~”給料以上に大学を使い切る”~」というテーマで、現在、村山様が京都文教大学で取り組んでいるプロジェクト等についてご講演いただきました。

京都文教大学 教務課 村山孝道氏

京都文教大学 教務課 村山孝道氏

ペアワークや○×カード使用の一問一答などが行われました!

「人生のゴールである死が訪れたとき、「あいつは幸せな奴だった」と言われたい」

「仕事のようで遊びのような、遊びのようで仕事のような、そんな面白いことに情熱を傾けている大学職員です」

このようにご自身のことを紹介された村山さんは、大学職員の一人として働きながら、有志・草の根で様々なプロジェクトを企画・運営されています。

今回のSD研修会では、「大学職員3.0~”給料以上に”大学を使い切る~」をテーマに、今日の大学職員を取り巻く状況を確認しながら、大学職員としての生き方や仕事への取り組み方などを含めた「自分なりの大学職員3.0試論」を作るための前提条件を共有することを目的としました。

※大学職員3.0...

「モチベーション3.0」や「リーダーシップ3.0」など、最近ちまたで流行している「3.0」。

例えば「WEB3.0」なら<1.0・・・見る><2.0・・・使う><3.0・・・作る>というもの。

では、「大学職員3.0」は何なのか。それを考えるのが、今回のSD研修会でした。

後半には村山さんがこれまで取り組まれたFSDプロジェクトの活動内容や、エネルギーの源泉「プレイフル・シンキング」についてお話しいただきました。

※FSDプロジェクト...

京都文教大学の学生・教員・職員ら有志によって立ち上げられたプロジェクト。

自校教育科目「京都文教入門」の改革やマガジンの作成等、活動内容は多岐にわたる。

「仕事を楽しくするにはどうすればいいか」、「大学内には”輝ききれていない命”が山ほどあり、それらに新しい”価値(いのち)”をふきこみたい」などなど、これからも大学職員として生きていく上で考えたいこと、考えるべきことについてのお話は、本学の職員にとっても刺激的で、有意義な研修会となりました。

今後もこういった機会を継続的に設けていきたいと考えています。

総務課・教育開発センター