京都学園大学

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平成28年度 FD研修会

更新日:2017年2月23日(木)
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平成28年度 第7回全学FD研修会

平成29年2月10日(金)京都太秦キャンパスにて第7回全学FD研修会、第5回SD研修会を開催しました。

テーマ:『3つのポリシーの作成と一貫性構築手法』
講師:大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部  准教授 佐藤浩章 先生

 

今回の研修会は大阪大学准教授佐藤浩章先生をお招きして、FDとSDの共催で、「3つのポリシーの作成と一貫性構築手法」をテーマに「DP(ディプロマ・ポリシー)=学位授与の方針」、「AP(アドミッション・ポリシー)=入学者受入れの方針」、「CP(カリキュラム・ポリシー)=教育課程編成・実施の方針」の3つのポリシーの意義と策定する上でのチェックポイントを他大学の事例も交えながらご講演いただき、各学部・学科ごとに、本学の現在のポリシーとの比較、見直しを行いました。

3つのポリシー策定の5つのステップ

①目指すべき人物像の策定

②DPの策定

③APの策定

④CPの策定

⑤カリキュラム評価手法の策定

他大学の事例からも、統一性があり、受験生や保護者が理解しやすい表現を使って明記すること、大学の個性を一番出しやすいCPでカリキュラムの内容、順番、方法、評価について具体的に説明し、DPとの対応関係を表現することが重要です。

グループワークや質疑応答の際には、本学のポリシーを策定する上でのポイントや表現方法についての様々な意見交換が行われ、大変有意義な研修会となりました。

2017.2.21  教育開発センター

平成28年度 第6回全学FD研修会

平成29年2月9日(木)京都太秦キャンパス、15日(水)京都亀岡キャンパスにて第6回全学FD研修会、第4回SD研修会を開催しました。

テーマ:『キャンパス・ハラスメントの防止対策新動向 ~LGBT対処・マタハラの防止を中心に~』
講師:学校法人京都学園 監事 草野功一  先生

今回の研修会は学校法人京都学園監事の草野功一先生をお招きして、FDとSDの共催で、「キャンパス・ハラスメントの防止対策新動向~LGBT対処・マタハラの防止を中心に~」をテーマにLGBT、マタニティー・ハラスメント、パタニティー・ハラスメントに関する法改正とそれに伴う大学ハラスメント防止規定の改正や該当学生の取扱い、今後の検討課題について、様々な事例とともにわかりやすくご講演いただきました。

キャンパス・ハラスメントの類型と改正部分
●0209_FD1

学校法人京都学園 監事 草野功一 先生

・セクシュアル・ハラスメント

(男女問わず教職員、学生とも対象者)

  対象者にLGBT等の性的少数者を付加

 対象者の性別、性的指向・性自認不問

・マタニティー・ハラスメント

 (産前・産後は女性教職員のみ、妊娠・出産は女性学生も含む)

 雇用機会均等法11条の2新設→マタハラ防止措置指針

・パタニティー・ハラスメント

(男性も対象)

 育児介護休業法25条新設→マタハラ・パタハラ等防止措置指針

・パワー・ハラスメント

・アカデミック・ハラスメント

・その他のハラスメント

●0209_FD2

LGBTやパタハラという言葉を初めて聞いた教職員も多く、多様な生き方が選択・実現できる社会になったとはいえ、まだまだ一般的には認識不足であると実感しました。

今後もメディアや大学・企業の取り組み等による周知は必要であり、本学も教職員・学生に対するハラスメント防止対策や留意点、検討課題について改めて考える良い機会となりました。

2017.2.21  教育開発センター

  

 

 

平成28年度 第4回全学FD研修会

平成29年1月18日(水)京都亀岡キャンパス、25日(水)京都太秦キャンパスにて第4回全学FD研修会、第3回SD研修会を開催しました。

テーマ:『教職員のためのメンタルヘルスケア』
講師:保健室 上仲洋子 氏

今回の研修会はFDとSDの共催で、「教職員のためのメンタルヘルスケア」をテーマに本学のメンタルヘルス体制やセルフケアの重要性についてお話しいただきました。

保健室 上仲 洋子 氏

保健室 上仲洋子 氏

*4つのメンタルヘルスの推進 

①セルフケア

②ラインによるケア

③事業場内産業保健スタッフ等によるケア

④事業場外資源によるケア

*セルフケアの重要ポイント

①自分の心身の変化(不調)に気づくこと

・悩みや心配事が頭から離れない

     →ネガティブなことばかり考える

・寝つきが悪く、睡眠の途中や朝早く目が覚める

     →睡眠とメンタルは深い関わりがある、

      睡眠は嫌な事から離れる時間●0125_FD1

・気分が落ち込み楽しくない

     →いつも楽しめる事が楽しくない

その他、イライラや肩こり・頭痛など体にも不調が起こる

②ストレスへの対処方法

・ストレスをうまくやり過ごす方法を見つける

     →自分を勇気づける本や写真集、名言集など

・体のケアなど自分自身を大切にする時間を持つ

     →ストレッチ、ヨガなど、体がほぐれると気持ちもほぐれる

日常生活においてストレスがなくなることはなく、心の疲れを溜めないためのセルフケアが重要であるが、通常の仕事がこなせなかったり、身体症状が強い場合は、早めに上司や産業医、保健室に相談することが大切である。

今回の研修会では、自分自身の心とからだについて改めて考える良い機会となりました。今後もさまざまなテーマについて、教職員で考えられる研修会を企画していきたいと思います。

2017.1.26  教育開発センター

平成28年度 第5回全学FD研修会

平成29年1月20日(金)に京都太秦キャンパスにて第5回全学FD研修会を開催しました。

テーマ:『情報通信技術の活用による効果的な学修環境の構築について』
講演者:奈良県立医科大学 地域医療学講座 周藤俊治 先生

 

 

今回の全学FD研修会では、「情報通信技術の活用による効果的な学修環境の構築について」をテーマに、大学で情報通信技術を活用した豊富な授業経験をお持ちの、奈良県立医科大学周藤俊治先生をお招きして、実際の経験に基づいた、授業のWeb化のメリット・デメリット等や今後の活用方法について具体的にご講演いただきました。

デジタル授業への変遷

・パワーポイント

黒板に書けない絵や資料を提示できるが、学生がスライドをひたすら記録するだけになってしまい、なかなか理解度が上がらない。

・Web

授業資料をホームページへアップすることで、事前・事後学習に活用でき、ネット環境があればいつでもどこでも授業環境が再現できるが、様々な人が閲覧できてしまうため、公開できる資料で授業を成立させなければならない。また、著作権法やサーバーのセキュリティ対策などシステム導入にも注意が必要。

・その他

状況に応じてSNSやスカイプなども活用。

大学システムの活用(京学なび)

・資料配布や課題提出などで活用できる

・技術面や情報管理の面では個人より組織に委ねる方が良い

・学生との情報交換(個人アカウントの使用を極力避ける)

質疑応答の際には、具体的な授業例やWeb化の効果などについての様々な意見交換が行われ、大学全体の取り組みとしての必要性や課題、問題点を改めて考える大変有意義なFD研修会になりました。

今後も本学の教育改善に関わる研修会や取り組みを実施していきたいと思います。

2017.1.24  教育開発センター

 

平成28年度 第3回全学FD研修会

平成28年10月20日(水)に第3回全学FD研修会、第2回SD研修会を開催しました。

テーマ:『研究におけるコンプライアンスについて』
講師:研究・連携支援センター長 髙瀨尚文 先生

SDFD

研究・連携支援センター長 髙瀨尚文 先生

 

今回はFDSDの共催で、「研究におけるコンプライアンス」についての研修会を開催しました。

主に公的研究費の運営管理及び監査や、大学の研究不正対応に関する規程の確認が行われました。特に、研究不正対応に関する規程では、対象者として「全ての大学院生および学部学生」も含まれるということがポイントとして紹介されました。

また、本学における責任者や窓口等の体制の確認と、研究活動における不正行為への対応等に関する教材も紹介されました。

公的研究費の管理・運営に関わる研究者および職員には、日常業務を振り返って再確認できる機会となりました。

今後も本学の教育改善に関わる研修会や取り組みを実施していきたいと思います。

2016.10.25  教育開発センター

平成28年度 第2回全学FD研修会

平成28年9月21日(水)に第2回全学FD研修会を開催しました。

テーマ:『事例報告:良い授業を創るために-授業の中で工夫していること-』
報告者: 人文学部 関口久雄 先生
     健康医療学部 苅安誠 先生
     経済経営学部  古木圭子 先生

 今回の全学FD研修会では、「良い授業を創るために-授業の中で工夫していること-」をテーマに、授業評価の高かった教員の授業の進め方や工夫していること、課題について報告をしていただきました。

 各報告の概要は以下の通りです。

人文学部 関口久雄 先生

 実際の授業と同様に、さまざまなメディアを活用した授業内容をお話しいただきました。

○「大学=知の学びの場」の為の楽しさを追求   

人文学部 関口久雄 先生

人文学部 関口久雄 先生

・授業の進め方

 板書・ノートは一切なく、スクリーンのみに集中させ、A4表裏1枚レジュメのみ配付して復習できるようにしている。                                                                                    

 毎回授業の最後に自由に意見を書かせる小レポートを提出させる。(コメントはするが評価はせず、最終レポートのための練習課題としている。)

・視聴覚教材を文字情報と同等に活用

 バラエティ・ドラマ・NHK等のTV番組や漫画などあらゆるメディアを使用し、学生が関心を持ちやすくする。                                           

 Power PointではなくKey Noteを使用し、テンポよく進める。

○「自分の頭で考える」ということを考えさせるための授業

・授業の最終回に持ち込み可の約60分間の最終レポートを課し、「担当者が伝えたかったこと」「理解できたこと、できなかったこと」について文章、イラストを用いて自由に記述させる。

・授業評価アンケートの結果もレジュメにし、教員自身の分析と考えを学生に伝える。自由記述も公開し、意見を問い、考えさせるなど授業評価アンケートを授業の素材としても活用している。

・他学部の学生からの評価が高く、また単位取得後に再び聴講する学生もいる。

・全ての学生に合せた画一的な授業ではなく、学生・大学教育のレベル向上のためには多様性のある教育をすべきである。

健康医療学部 苅安誠 先生

 『音声学』の授業を例に、授業の中での取り組みについてお話しいただきました。

健康医療学部 苅安誠 先生

健康医療学部 苅安誠 先生

 音声学は言語聴覚障害の評価とリハビリテーションの基礎となり、スキルは課題を行うことで身に付けさせ、音は実際に身体を動かしてみることで感じ取らせる。そのための音声表記エクササイズなどを行い、学生自身が自分の身体で音を作ってみる。

 新しいことの学習は、エラー・認識・修正を繰り返し、毎回の宿題も含め何度も反復練習させる。

 重要なのは、学習内容を定着させ、臨床で活用できることであり、早期に学習スキルを身に付け、意欲 とスキルをもとに専門科目にあたらせるようにしている。

経済経営学部 古木圭子 先生

 『「英語嫌い」をどうする?』をテーマに学生とのコミュニケーションを意識した授業の進め方をお話しいただきました。

1.「希望」を持たせる-身近な話題で英文に触れる

 日常生活に関するトピックなど興味を持ちやすく短い文章を使い、授業を終えた後に、「何か」を学んだという「意識」が残るようにすることで、「やればできる!!」と思わせる。

2.英語の文法をどうやって教える?

 体系的に教えるのではなく、重要度の高いものから説明していく。理解できない部分は何度も説明と練習問題を繰り返す。

3.学生を授業に参加させるには?

・出席した学生はどんなことでもいいので必ず1回は発言させる。

・常に教室を巡回し、学生の名前や理解度、集中度などを早めに把握する。

・学生の理解度に合せた質問をし、学生を褒めることで自信をつけさせる。正しく解答できなかった場合でも解答を引き出し、「できなかった」という気持ちにさせないように配慮する。

4.「京学なび」の活用

 小テストの解答や課題提出、連絡事項等は「京学なび」を使い、スピーディに対応し、学生との「対話」の場として活用する。

5.試験-範囲は少なく、回数は多く!

 授業10分前には教室に行き、小テストを返却し、学習方法をアドバイスするなど授業に入りやすい雰囲気作りをする。

 

以上、それぞれの授業の進め方についてわかりやすくお話しいただきました。

今後も本学の教育改善に関わる研修会や取り組みを実施していきたいと思います。

2016.9.27  教育開発センター

 

平成28年度 第1回全学FD研修会

平成28年7月20日(水)に第1回全学FD研修会を開催しました。

テーマ:『大学におけるアクティブラーニングの実践について』
講演者:立命館大学・近畿大学・大阪教育大学 非常勤講師 河原和之 先生

今回の全学FD研修会では、公立中学校で30年以上教鞭をとられ、現在は立命館大学・近畿大学・大阪教 育大学の非常勤講師である河原和之先生をお招きして、『大学におけるアクティブラーニングの実践について』をテーマにご講演いただきました。実際に学生にも参加してもらい、模擬授業を通してアクティブラーニングを実践していただきました。

 

 

今、必要とされている授業のキーワード

・アクティブラーニング

・ユニバーサルデザイン

・キーコンピテンシー

学生が模擬授業を受けた後の意見や感想を基に、上記のキーワードを絡めながらわかりやすくご説明いただきました。アクティブラーニング(学生の主体的・協働的な学び)を実践するにあたって重要なことは、全員が授業に参加し、知識を習得するだけではなく、皆で考え、発言し、行動することで(ユニバーサルデザイン・キーコンピテンシー)、より高い学習を得ることであり、そのためには学生が参加しやすい環境や、知識の質や深まりを重視できような教材作りが大切であることをお話しいただきました。

今回の模擬授業のテーマはわかりやすく、学生が参加しやすいものでしたが、大学の専門教育へ導入する場合には、課題や不安もあり、質疑応答の際には、様々な意見交換が行われました。今回は今まで以上にたくさんの教職員の方にご参加いただき、大変有意義なFD研修会となりました。

今後も本学の教育改善に関わる研修会や取り組みを実施していきたいと思います。

                             2016.7.23  教育開発センター