心理学科FAQ

心理学科FAQ

質問一覧

なぜ、今「心理学」なの?

今を生きる人の「心」の問題の解決に心理学が力を発揮するからです。
人の「心」と「行動」を分析し、そこで得られた知を社会に還元する心理学。心の時代と言われて久しいなか、現代を取り巻く「心」の問題の解決に、心理学の力がこれまで以上に強く求められています。
例えば、心理学はこんな問題に役立っています。子ども・健康・つながり(下の質問に関連)

子どもに関わること
いじめ問題はなくならないの?

深刻な学校の問題に心理学の取り組みも多角化しています。
現在、不登校の中学生・小学生は全国で12万人とあいわらず多く、その原因のひとつであるいじめ問題もなかなかなくなりません。このような教育領域での様々な問題に対しては、専門的な心理的援助を行う「スクールカウンセラー」が大きな役割を担っています。不登校の子どもたちのサポートを行う「メンタルフレンド」の活動も活発になってきました。本学でも、学生たちが小中学校を訪問して、子どもたちの話し相手になるボランティア「かめおかっ子サポート事業」に学生たちが参加。実践のなかで人を支える力を養っています。

健康に関すること
生活習慣病に心理学が役立つって、ホント?

糖尿病の治療や予防などに臨床心理士が関わっています。
生活習慣病の代表的な疾患である糖尿病は、一度発症すると完治することが望めず、生涯にわたって病気をうまくコントロールしていくことが求められます。食事療法や運動療法、服薬、血糖自己測定、インスリン自己注射などの自己管理をずっと続けていかなければなりません。そうした自己管理への援助や病気の予防にも臨床心理士が深く関わっています。今後、生活習慣病の発症に大きく関わる食事や運動の問題にも心理学の領域は広がるでしょう。本学には総合病院で臨床心理士を務めていた教員がおり、実践的な医療心理学を学ぶことができます。

つながりに関すること
SNSで悩み中。心理学でなんとかならない?

「つながり」の問題も心理学の領域です。
他者とのつながりをうまくつくることができない人がいる一方で、SNSのつながり過剰で悩んでいる人もいます。いずれにしても「つながり」は誰もが強い関心を持つ課題。人間関係をどのように構築するか、それは自分と他者との「心」に向き合うことが第一歩であり、心理学の重要なテーマのひとつです。つながりが何を生むのか、どんなつながりがいいのか、また、つながるために・つながらないためにどうすればいいのか、オープンキャンパスの心理学科体験ゼミナールでは、そんなテーマについて考えていきます。関心のある方はぜひご参加ください。

京都先端科学大学の人文学心理学科では心理学をどのように学ぶの?

子どもも、健康も、つながりも学べる。3つのコースを用意しています。

どんな先生の指導がうけられますか?

病院の臨床心理士として、あるいは児童相談所の心理判定員として、現場で「心」と「行動」の専門家として実務を経験してきた教員の指導を受けることができます。そうした教員のネットワークを活かした施設見学活動やボランティア体験の機会も豊富に用意。地域や組織で実際に役立つ心理学の知識とスキルを、さまざまな学習機会を通して身につけることができます。

心理学科からの進路を教えてください

「心」の専門家として人を援助する仕事への道が開かれます。
例えば児童福祉施設で働く(児童養護施設や乳児院、また児童自立支援施設、母子生活支援施設、障害時支援施設などへ。)
例えば障がい者福祉施設や高齢者福祉施設で働く(知的障がい者や重症心身障がい者などのケア、また特別養護老人ホームなどへ。)
例えば児童相談所で働く(都道府県、政令指定都市、中核市などが設ける児童相談所で地方公務員として。)
例えばスクールカウンセラーになる(自治体教育委員会との契約により公立学校に派遣される非常勤職員へ。)
ほかにも、企画・調査・営業・広報・宣伝などビジネスのフィールドで、人の「心」と「行動」を分析できる力を発揮することなどが考えられます。

公認心理師の受験資格は京都先端科学大学の心理学科を卒業すれば得られますか?

本学の学部と大学院で所定の単位を修めることで受験資格が得られます。