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ヒト、モノ、カネ、情報に注目して社会の動きを読み解くのが経済学です。社会を支えるこうした経済学の視点を3つのコースが提供します。「経済を見る目」を養うことは、自分の生き方(キャリア)を考えることに直結します。
幅広い学習経験が、教室の外でも得られるよう、「ゼミナール連合協議会」を中心とした学生のさまざまな自主活動(新入生歓迎行事、学内ディベート大会開催、インターゼミ大会参加、論文集発行など)を支援しています。中国での就業体験などのインターンシップの取り組みも活発です。
JR九州に就職が決まった井上桂輔くん
(4回生、府立園部高校卒)
「 九州は父の故郷です。高校時代からほかの道は考えていなかったJRに就職できて幸せです。高校を出てすぐ鉄道へ、のつもりだった長男の自分に大学進学をすすめてくれた両親に感謝しています。経済学(「社会と政策コース」で観光を通した地域の活性化を勉強)と企業研究を柱に、中身の濃い学生生活を送ることができました。
キャリア育成プログラムの中でも、3回生のキャリアゼミ―― 経済学の専門ゼミと並行して、自己 分析、e-testing、自己PRや志望動機の語りかたなど面接の術まで、幅広く、 細かく先生から指導を頂いた経験が、自分の大きな力となりました。」
経済学部では、「キャリア形成概論」「仕事研究講座」:2回生/「キャリアゼミ」「キャリア形成ワークショップ」:3回生と、独自の「キャリア育成プログラム」が展開されています。 ひとりひとりの個性にそって、自己確認、進路の決定、スキルの充実をすすめ、それぞれの夢の実現を支援します。

「キャリア形成ワークショップ」 で展開されるさまざまなグループワーク
テーマ別の優勝(2009年度)を勝ちとった
平田ゼミチームの井上裕麻さん
(現3回生、東洋大姫路高卒)。
「決勝では、時間の使い方を失敗して、自分の役割は十分には果たせなかったのですが、ほかのメンバーが奮闘してくれたおかげで勝つことができました。大会の3つのテーマが発表され、自分のチームのテーマが「わが国はワークシェアリングを導入すべし」に決まってからは、ゼミの時間以外でも皆で資料集めと論点整理と練習をくり返しました。正直なところ、肯定・否定どちらの側からも論戦 ができるという課題は自分には難しかったけ れど、一所懸命やりました。」

「社会と政策コースでは、医療保障の問題 に取り組んでいます。ディベート大会優勝の 自信を生かして、就職活動もがんばります。 金融もしくは不動産業で営業の仕事をしたい と思っています。」
社会人に向かって幅広い人間力を養うこと、そしてイベントの運営、参加を通して、企画力や組織力、問題解決やコミュニケーションの力を伸ばすこと――こうした目標のもとに学生諸君が生き生きと活動する場を、経済学部ではいくつも設けています。
2回生最大のイベントは、現代社会の重要テーマをめぐるディベート大会。ゼミ仲間の十幾つのチームが、7月の2日間、「ゼミナール連合協議会」の委員の運営の下、トーナメント方式で戦い、教員の判定で勝者が決まります。
インターゼミ(全国大会)で
チームリーダーを務めた安井亮平くん
(現3回生、鳥取中央育英高校卒業)
「ファイナンスコースで金融論を勉強しています。2010年12月のインターゼミナール大会(中央大学)では、「金融危機」をテーマに青山学院大学や三重大学とディベートしました。6月より夏休みもなしに論文作成などの準備をし、チームリーダーとして長丁場のチ-ムワ―ク維持に苦心しましたが、最後は1つにまとまりました。今回の経験で自分自身が大きく成長したと実感しています。 金融機関が第一志望です。キャリアゼミで自己PRやエントリーシートを書いて就職活動の準備をしているところですが、今回のインターゼミでの勉強と経験は、就職活動で強くアピールできると確信しています。」
金融危機を避けることは不可能であり、起きた時には政府、中央銀行の積極的な救済が必要と説く京都学園大チ-ム。(写真左)
金融危機は未然に防止することが重要、そのためには政府は金融機関を法律で規制することが肝要と反論する三重大チ-ム。(写真右)
全国組織「日本学生経済ゼミナール」では、毎年1回、論文発表形式による全国大会をブロック持ち回り方式で開催しています。例年、参加大学は50~70大学、参加学生は3000名以上に達し、約100テーマに分かれて白熱した議論を戦わせます。参加者にとってたいへん刺激的で意義のある大会です。 本学からは毎年5~6パート、40~50名の学生が参加しています。また、「インナー大会」は関西ブロックの論文発表大会で、毎年4~5大学から10~15パート、総勢70~100名の学生が参加しています。いずれも、長期間の綿密な準備とチームメートとの密接な連携を必要とします。これらの大会参加を実りあるものにするため、教員も積極的にバックアップしています。
中国、深センのインターンシップに
参加した 浦林衡くん
(4回生、富山中央学院高校卒)
「深センテクノセンターで2週間の寮生活。中国に進出した中小企業が、言葉の壁をどう乗り越えているか、また日本語教室の生徒(現地工員)に対し、アンケート調査をテーマとしました。
2週間、日本全国から集まってきた他大学生と 現地の中国工員と共同生活をしました。その間、 中国工員からは、仕事に対するどん欲なまでのひたむきさを感じ、また他大学生からは自分にないさまざまな価値観で刺激をうけ、自分自身を見つめ直し、自分の甘さや狭さを知ることができました。
インターンシップへの計画を自力で立てたこと、協力を得ながら実行しやり遂げたことなどが貴重な経験となり、自信を持つ事ができるようになりました。就活では、これらを自分の強みとして積極的に臆することなく臨むことができました。就職は、郷里のトンボ飲料に決まっています。
キャリア育成プログラムの中では、「キャリア形成概論」が自分にとって役に立ったと思います。基本的な就活への参加の仕方を教えてもらい、早くからキャリア形成の意識をもつことができました。」
工員宿舎
深セン市街地
発展する中国経済の中心地のひとつ深センで操業する日本企業・深センテクノセンターと、そこに入居しているテナント企業が実習生の受入先です。実習期間中は、各自の関心に応じた調査を自主的に進めることを中心に、工場での作業実習や視察を行ないます。
深センインターンシップには、日本全国から意欲のある多くの大学生・大学院生が参加しています。それぞれが貴重な就業体験を積み、就職活動に役立てていますが、深センインターンシップが他のインターンシップと異なる点は、海外で操業する日本の製造業の姿を内側からじっくり観察することで、日本企業の"モノ作りの真髄"に触れるという体験が出来ることです。また他大学から参加している日本人実習生だけでなく、同世代の中国人ワーカーとともに仕事に汗を流し、寝食をともにすること、すなわち「人」との交流を通じて、ナマの中国と中国人にふれあうことが出来るのも大きな特徴です。