ゼミ(ゼミナール)とは、少人数(10~20人程度)のクラスで、学生と教員のインタラクティブな議論を通じて知識を深めていく授業です。
京都学園大学の経済学部生は、入学から卒業まで常にゼミに所属することができます。入学後1年半は、基礎学力課程のゼミ(ゼミ1~3)において、資料収集・読解、およびレポート・論文執筆の方法を学び、さらにディベートなどを通じたプレゼンテーション能力の向上につとめます。2回生の秋からは、各自の関心に応じて経済学の専門知識を身につけるゼミ(ゼミ4~8)が用意されています。ゼミ参加者は、3回生のおわりにそれまで学んだ専門知識をゼミ論文にまとめます。さらに4回生の最後にそれを土台にして自らの研究成果の集大成である卒業論文を執筆します。
経済学部生は、これら以外にも、3回生の春から将来の就職活動にそなえるためのキャリアゼミに参加します。
経済学部ゼミ探訪では、経済学部のさまざまなゼミを随時紹介していきます。
| テーマ | 経済理論に基づく現代日本の経済分析と政策課題の研究 (生活と経済コース) |
|---|---|
| 担当教員 | 久下沼仁笥 (経済学部教授) |
卒業までの2年半のゼミでの主要テーマは、経済理論に基づく現代日本の経済諸問題への理解と分析です。また、一般的に有用なスキルとして、テーマや目的に応じて資料・情報を収集し、それを理解し活用する技術の向上を目指しています。
最初のゼミ4において、マクロ経済学の基礎理論に基づく景気変動の諸要因とそのメカニズムについて学んだ後、3回生春のゼミ5・6では、「失われた10年」と呼ばれる1990年代の日本のマクロ経済問題に取り組みます。バブル発生と崩壊のメカニズムに始まり、不良債権問題や金融危機等の経済問題を取り上げ、さらにはそれへの政府の政策対応の効果について学んでいます。

ここで重要なことは、経済問題への政府の政策対応には選択肢が常に複数あり、同時にそれらはすべて何らかの副作用を伴うことを学ぶことであり、結果として経済システムにおいて生じうる相互作用を系統立てて理解することを目指しています。
4回生春のゼミ7では、現代の日本が直面する年金問題、少子化問題、公債累積問題などの公共政策的課題をゼミ生各自が一つ取り上げて、その背景および政府が採るべき政策対応について研究し、それを基に秋学期ゼミ8での卒業論文の作成に取り組みます。これまでに7号のゼミ卒業論文集を発行しております。
2005E135 田中 裕介 (就職内定先:(株)リコー関西)
これまでのゼミ活動で最も力を入れたことは、3回生春の「学内ディベート大会」です。ゼミのメンバーと共に「エタノール車の普及」のセッションに参加し、優勝することができました。2回生時のゼミ3でも久下沼ゼミで出場しましたが、準決勝で敗退し悔しい思いをしたので、3回生の時は初めから優勝を狙って準備しました。ディベートを通じて、物事を多面的に捉える視点や、相手に説得力をもって明快に説明する技術が少しは身に付いたように思います。さらには、就職活動での自己PRや集団面接等にも役立ち、一石二鳥でした。先生の言う「準備が結果を決める」という言葉を教訓に、卒業後の社会人生活でもしっかりと準備したいと思います。卒論は、ディベートで取り組んだテーマと就職先の仕事を結び付けて、「環境対策としての資源再利用の促進政策」について準備しています。
2005E031 一口 裕輝則 (就職内定先:(株)NTTソフトウェア)
ウチのゼミの特徴のひとつは、就職活動にはうるさいことです。3回生の秋からは就職活動に向けて必要とされる知識、特に経済問題を中心とした時事ネタや一般常識などについてゼミメンバーと活発にコミュニケーションを取りながら勉強をしてきました。また勉強だけでなく、大学のグランドでゼミ内対抗のサッカーをした事もありました。勉強するときはしっかり勉強し、遊ぶときは本気で遊ぶ!ゼミ活動にメリハリを付けることでより充実した大学生活を送れたと思います。本気になり過ぎた先生が転倒して肋骨にヒビがいった事は良い思い出となっております。
ゼミでの残された時間は卒論の執筆に費やそうと考えています。就職先の仕事と直接・間接に結び付く情報通信関連で書く予定で、現在、先生から頂いた『情報通信白書』に目を通してテーマの選定をしています。