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2006年度第5回研究会(京都大学大学院教授・橘木俊詔先生を迎えて)(20061130)

◎2006年度 第5回研究会が開催されました

    労働経済分析や社会保障などの研究分野の第一線で活躍されている京都大学大学院教授・橘木俊詔先生を講師に迎えし、11月30日に経済学部学会主催の2006年度第5回研究会が開催された。
    初めに、橘木先生より2005年9月に行なわれた日本経済学会・会長就任講演の内容をまとめた"Inequality and Poverty in Japan"(Japanese Economic Review Vol.57, March 2006) の概要が説明された。15.3%という日本の貧困率が、先進国の中では米国(17.0%)とアイルランド(15.4%)に次いで第3位にあり、国際的に見ても非常に高い水準にあることなど、様々な統計データから日本社会の不平等や貧困が拡大している現実を捉え、欧米に見られる"working poor"の問題が我が国でも観察されること,そしてそのことが階層固定化のひとつの背景にあることを指摘された。
    その後は、研究会に先立って行われた講演会の内容や年金問題など橘木先生の広範な研究分野に関連する諸問題も含めて、参加者との間で活発な質疑応答がなされた。当初予定していた時間を20分近く超過しても丁寧に質問にご回答下さった橘木先生の寛大なご配慮に参加者一同深く感謝しながら、名残惜しい雰囲気の中で研究会を終えた。

京都大学大学院教授・橘木俊詔先生
京都大学大学院教授・橘木俊詔先生
活発に意見交換する参加者
活発に意見交換する参加者