

僕は、2006年に人間文化学部人間関係学科を卒業し、現在、(株)福邦銀行の金沢支店に勤務しています。
仕事内容は、営業や事務などを総合的に行っています。営業では、「預金を集める。個人や企業への融資。投資信託・保険の販売」などを行っています。事務の主な業務は、「企業の決算書から財務分析をし、企業の格付けを行う。融資するにあたり稟議書を作成する。顧客管理を行う」などです。
また、銀行業務を行うために必要な資格・試験がたくさんあり、資格を取るための勉強も仕事の一つです。今までにいくつも資格の試験を受けてきました。金融知識の乏しい僕にとって試験勉強は苦しいものですが、お客様の要望や期待に応えるためにも、銀行員である限り勉強は続けなければいけません。金融業はお客様の大切なお金を預かる仕事であり、責任が重く気の抜けない仕事ですが、その分やりがいがあり、辛くても充実した毎日です。

銀行の同期約60人のうちほとんどは、当然のように経済学部や経営学部出身者ばかりで、僕のような心理学出身者は稀でした。
金融業では、経済の基礎知識があり、関連する資格を持っている方が有利だとは思います。銀行員一年目の頃、周りの同期が大学時代に既に取っていた資格を自分が持っていなかったりすると、人より後れを取っているのではないかという不安もありました。事実、経済学や経営学を専攻した人とは、今まで積み上げてきた知識の差はあったと思います。しかし、なかった知識は後からでも勉強すれば身につけることができます。
社会人になり、資格を持っていたり知識があることももちろん大切ですが、何より一番大切なことは、対人コミュニケーションを身につけているかだと思います。どんなに知識があっても、お客様や職場の人と良質な人間関係・信頼関係を築けなければ仕事にはなりません。人とどう接し、どう対応するかという対人コミュニケーションは、仕事をする上で何よりも重要なものだと思います。
その意味では、僕の専攻した心理学は、人と関わる仕事にはとても意味のある学びだと思います。

就職活動のために学生時代に必要なのは、色々なことに興味を持ち経験することだと思います。学生のうちは自分のために使える時間が多くあります。ですから、自分への投資を積極的にしてほしいと思います。
興味のある分野を見つけ勉強し、色々な本を読むこと、また職種にこだわらず実際に仕事の現場を経験している人の話を聞くこともいいのではないでしょうか。視野が広がり、就職というものを具体的にイメージすることができると思います。
心理学ではカウンセリングを中心に学ぶ心理面接実習などがあり、耳を傾けて人の話を聴くという力が養えます。心理学科で学べるものはすべてが人と関わる仕事において応用でき、役立つことばかりではないかと思います。

在学中の思い出は数え切れないほどたくさんあります。ゼミのメンバーで旅行へ行ったり、教授の家に遊びに行きケーキをご馳走になったこと。大学祭の仮装行列で、裸にされペンキを塗られデビルマンにさせられたこと。美術部で絵の展示会やライブアートをしたこと。初めての一人暮らしや、遺跡発掘のバイト、京都での新たな友人との出会いや、小さい頃から興味のあった心理学を学べたこと。京都学園大学での日々は、本当に楽しいものでした。
自分の好きな勉強を学べて、なおかつ時間もしっかりある大学時代は限られたものです。だからこそみなさんには、今しかできないことを精一杯して、大学生活をしっかり楽しみ、充実した意味のあるものにして欲しいと思います。