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人間文化学部10周年記念大学院 人間文化研究科
 
 
 
特色ある学びのプログラム|日本語・日本文化専攻編
源氏物語を読む 「源氏物語」に、魅せられて。
源氏物語を読む 「源氏物語」に、魅せられて。

時を超え、私たちを引きつける「源氏物語」

私たちの専攻には、「源氏物語」を専門とされる先生が2人もおられます。山本淳子先生は、平安時代の文学、とりわけ「源氏物語」成立の時代背景がご専門。もうお一人の山崎ふさ子先生は、江戸時代の文学がご専門で、当時の人たちがどんなふうに「源氏物語」を理解していたか、執筆された時代を少し離れたところから研究されているそうです。

私たちは、山崎先生のゼミで「源氏物語」を読んでいます。といっても、先生はお能の師範(観世流シテ方準職分)でもいらっしゃるし、ガチガチの古典の先生というイメージじゃありません。「源氏物語」も、そのコミック版「あさきゆめみし」(大和和紀著)に専門的な検証を加えた上でとても評価され、研究室にはこのコミック全13巻が5セットもあって、学生にも教材として読むよう勧めておられるんです。原文を読むことだけにとらわれない、文法もそれほど気にしなくていい。そのかわり「源氏物語」の世界を存分に楽しむこと。山崎先生は授業で、江戸時代の小説「南総里見八犬伝」も教えておられますが、特に“古典を楽しむ”ということを大切にされる先生だと思います。

紫式部がなぜこの物語を書いたのか、迫りたい(蔭山)

父親が本好きで、そのおかげで本に囲まれて暮らしてきたので、小さな頃から本が大好きでした。でも古典となると、高校までは文法などの基本が多く、古典を読むイコール勉強するというイメージで、ちょっとハードルが高かったのも事実。大学に入ってそれが見事にくつがえされました。今は、古典でも物語として楽しみながら読めるので、登場人物がどのようなことを感じ、考えているかなど、じっくり作品を味わうことができます。また、「源氏物語」なら、紫式部がどうしてこの物語を書いたのか、彼女は何が好きで、どのような生活を過ごしていたのだろうとか、自然に想像力が働きます。好きなことをやりたくて大学に入ったので、今はたいへん満足しています。

卒業論文のテーマは紫式部。図書館で「紫式部」で検索し、リストをつくってみました。できるだけ資料を揃えて、彼女が何を見、何を考えていたのかに迫りたいと思います。

卒業後は、図書館司書や書店での本の相談員のような、本に関係のある仕事に就ければと思っています。

蔭山真弓さん
蔭山真弓さん
村上愛恵さん
村上愛恵さん

「源氏物語」のブログで海外に発信したい。(村上)

私の場合は、古典というよりも、「源氏物語」一筋。中学校や高校では「源氏物語」をマンガで読み、自分で時代背景などを調べて発表したりしていました。私は、メディアと歴史、「源氏物語」が好きで、それを山崎先生に教わりたくて、この学科を選んだんです。いま先生のゼミで好きな「源氏物語」を勉強できているので、最初の目的はかなえられたことになります。

ゼミでは「源氏物語」などについてみんなで意見を述べ合ったりしますが、私も自分なりの解釈や感じたことを表現するよう心がけているので、話すことも少しは上手になったかな、コミュニケーション能力も少しは高まったかなと思っています。卒業論文は、これまでの集大成として、一番好きな登場人物である「紫の上」について書く予定です。

次はメディアの勉強。専門用語が多くて難しそうなので、まだ少しためらっているのですが、数年後には源氏物語をテーマにしたブログを立ち上げ、外国の人に対しても発信し、交流していきたいと思っています。