

最初は心理学に興味があったのでこの学部に入りましたが、将来社会に出て働くことを意識するようになり、次第に社会や、社会の中での自分の立場について考えるようになりました。それから、もともと人と関わることが好きだということもあったので、あらためて社会学をきちんと学ぼうと思い、岡本裕介先生の演習を選択しました。
2回生の社会学調査演習ではインタビュー調査の方法を学びました。このときのテーマは、喫煙者にタバコと自分との関わりについてたずねるというものでした。インタビューは難しくて、結局こちらが聞きたかったことの半分も引き出せませんでした。でも、調査を通して、人のあまり知らなかった一面を知ることができました。家族や友人関係とはまた違った、人との関わり方のバリエーションも増えたと思います。
3回生の専門演習では、初めに「京都らしさの演出」をテーマに京都の嵐山や祇園などを調査しました。このとき、たまたまNHKが調査の取材に来ていて、そこでNHKの取材クルーと出会い、「京都の、これから」という番組に出演することになってしまいました。80分の生放送番組で、調査を紹介するVTRのほかに、ギャラリーとしても出演し、自分も意見を述べました。番組制作をしている人たちと関わるのは今までにない経験で、ほんの少しでしたが私もそこに参加することができました。テレビの仕事を間近に見ることができてよかったと思います。
自分の研究テーマとして、私は「少子化」を選びました。同じ演習のメンバーに意見を求めたら、特に女性の生の声を聞いてみたいと言われ、試しに20代の女性数人にインタビュー調査をしてみました。

インタビューは、経験が生きたのか2回生のときよりはうまくいきました。そこでわかったのは、対象者がみんないつかは子どもがほしいと考えていて、しかもそれは現代日本の少子化問題を意識してのことだということでした。これは私には意外でした。そこで、きちんとアンケート調査をしてみてはどうかと思い、現在準備しているところです。
就職活動は4回生の春のうちに終了しました。いくつか内定をもらいましたが、決めたのはジュエリーの小売業です。もともと人と接することが好きなので、接客を希望しました。
社会学を勉強して、社会に出るための、人としての骨格ができたと思います。社会に出てからはもっとたくさんの人に出会うと思いますが、今からそれが楽しみです。大学での学びを活かし、人や社会に対してさまざまな視点を持つことを心がけたいと思います。