

臨床心理学とは、心に問題をかかえている人に寄り添い、問題の解決を援助するための学問であり、その基礎となるのは、実験心理学や一般心理学です。本学では、1〜2回生で、基礎的な心理学の勉強や実験をしっかり行うので、物事を論理的に考えられる素地ができます。さらにレポートの書き方もきっちり添削指導されるため、卒業論文もしっかりしたものが書けるようになります。3回生からはそれをベースに、臨床心理学を学んで、一人ひとり独自の存在としての人間に関わっていく方法を学びます。

大学に入ってから臨床心理学を知り、そこで出会った先生方の影響もあり、いつの間にか臨床心理士をめざすようになりました。中でも最も影響されたのが久保克彦先生。
久保先生のゼミで一番印象的だったのが、“ヨコの関係”についてお話しされたことです。「医者と患者の関係は“治す・治される”という上下関係ですが、臨床心理士はそうではありません。患者さんから学ぶことも多く、言ってみれば“教え・教えられる”ヨコの関係です。治してあげようという態度で臨むとかえってコミュニケーションがうまくとれず、疲れてしまいます」。久保先生の教えを常に心掛けながら、毎日子どもたちに接するようにしています。