法学部について

法学部での学びと私たちのとり組み

* この法学部のポイント

私たちの法学部には、他大学のどの法学部もかなわないだろうと自負できるものがいくつかあります。

その1つは、法学部のすべての教員で書き上げた『法学の扉』(第3版)という冊子です。これは法律学への扉を開く入門書ですが、教員が一丸となって教材研究をくり返したうえで版を重ねたものは、他に類をみません。たとえば、2009年の一大ニュースだったサムライJAPANのWBC連覇は、まさにチームワークによる勝利だったといえますが、『法学の扉』も、私たちが法学部として最高のチームワークを実現したものだといえるでしょう。

もう1つは、他大学の法学部に先がけて、20年以上も前に「ビジネス法学」という理念の旗を掲げたということです。早くから実務家出身の教員をそろえて、研究者出身の教員と連携しながら、官公庁や企業などの「ビジネス社会」における活きた法をたくさん学んでいただけるように努力してきました。社会では、実務で起こる法的問題を前にして、よりよい解決の方法を考え出すための知恵が求められています。ときには、解決のための新しいルールづくりも必要となります。そのために必要な力を私たちの法学部で身につけてもらいたいと考えています。

* 新4コースの学び

上記のような力を養うためには、①多様な進路にあわせて学習することと、②段階的に知識・思考力をつけていくことが必要です。

①についていえば、本法学部では、「法職コース」「警察・消防コース」「公務員コース」「民間企業コース」の4コースを新たに設けました。 4コース制では、進路のタイプごとに特化したカリキュラムを設定して、専門的かつ効率的な学習の場を提供します。とりわけ、就職に必要な知識・ 能力とビジネスの現場で実際に役立つ知識・能力の両方を身につけるために、「警察・消防特別研究」「行政書士実務論」などをはじめとした進路対策用の少人数クラスを用意してします。

②については、本法学部の学生が入門→基礎→応用・発展という過程を経て十分な実力を身につけられるよう、いろいろと工夫しています。入門・基礎の段階では、少人数のゼミや各種の講義によって基本の学力を固めます。応用・発展の段階では、特別講義と呼ばれる専攻の科目や、ビジネス法学をより深く学ぶための特別な科目(「会社関係法実務」など)が設けられており、 必要に応じて、これらを選択して受講することができます。

* 法学は、社会人になってから役立つ学問です

法律の知識は、どのような仕事に就いても多いに役立ちます。まもなく社会人として50年を迎える私の実感です。また、法学の勉強で習得するのは、無味乾燥な知識でもありません。たとえば、「分厚い六法の中身をいちいち覚えるのは大変だ」という声を耳にしますが、それは必要ありません。六法を野球のルールブックにたとえれば、実際のゲームにおける適切なジャッジの仕方を習得するほうが大事なはずです。法律の勉強もまさにこれと同じなのです。

* 学校・学部の選択で悩んでいるあなたへ

進学先の選択に悩みのない人など、まずいません。選択することは、何かに集中することではないでしょうか。人生ではじめての大きな決断だからこそ悩むのであって、それは、あなたが、自身の能力はどのくらいなのかを把握しきれていないからかもしれないのです。

桜に早咲きと遅咲きがあるように、人の成長にも早い・遅いがありますが、いずれも最後に満開の花を咲かすことには変わりがありません。あなたの潜在能力を信じて、私たちの法学部で学んで、自分なりの花を咲かせてみませんか。私たちは、そのための場を用意しています。

宮川 不可止