国家Ⅱ種・地方上級・裁判所事務官などの試験に合格した法学部生にインタビューしました。
国家Ⅱ種・地方上級(県庁)・裁判所事務官(関東)・特別区の公務員試験に最終合格した法学部4回生の相田研介君にインタビューして、公務員試験合格を目指す後輩へのメッセージや、試験対策など、いろいろ教えてもらいました。
| 公務員試験を受けようと考えたのは、いつぐらいからですか? | |
| A | 公務員を志望したのは3回生になってからですが、入学した時点で、「就活のこと考えて資格でも取っておこうかなぁ・・・行政書士なら、あとあと公務員になりたいと思ったときに試験科目がかぶってるし、便利だな」というくらいの軽い気持ちで、学内の課外講座で行政書士の試験勉強を始めました。1回生の時はいろいろ忙しくてまじめに勉強せず、2回生になってからは少しまじめにがんばりましたが、結果は不合格でした。ただ、この時点で法律科目にはそれなりの自信がついていたし、勉強するクセ(習慣)がついていたので、3回生になったときにスムーズに公務員試験の勉強を始めることができました。 |
| 大学時代はどのように過ごしましたか? | |
| A |
授業は1回生の頃からまじめに出席し、単位をとるよう心掛けていました。公務員だけではなく民間企業も含め、就活をするなら、3回生のうちに単位をすべてとっておかないと少しつらいと思います。 どこの面接に行っても大学生活のことは聞かれるので、サークル、バイト、ボランティア、資格取得など、積極的に活動していた方がよいと思います。 私自身、アルバイトは3年間続けてやっていましたが、ボランティアやサークルなどはやっていなかったし、語学や資格もアピールできるほどのものはなかったので、面接のとき多少物足りない感じがしました。 大学の成績はよかったのですが、公務員試験を受験するにあたっては、特に有利になるというわけではありません。学校の勉強をがんばるのは悪いことではありませんが、バイト、サークル、ボランティア、趣味などたくさんのことを経験しておくと、後々自分の力になると思います。 |
| 3年間アルバイトを続けたということですが、勉強との両立は難しくなかったですか? | |
| A | ファミレスでウェイターを週4回のペースでしていましたが、勉強は、学校の授業を利用したり空時間に図書館でやったりしていました。アルバイトは3回生の9月まで続けましたが、公務員試験に本腰をいれるころには貯金もたまり、やめたので、特に問題はありませんでした。 |
| 試験対策として、どのようなことをしましたか? | |
| A |
3回生の春から学内の公務員対策講座を利用していました。国家Ⅱ種・地方上級レベルでは、一次試験の範囲が「教養」、「専門」、「論文(教養)」、「論文(専門)」とかなり広いので、早い時期から取り組む必要があります。できることなら、余裕を持って2回生から、入門ではなく対策講座を取った方がいいです。ちなみに私は、行政書士の勉強をしていたので、法律科目は本番の試験前に少しやるくらいですみました。 学内の課外講座は、わからないことがあったときに講師に質問できるので、積極的に利用すべきだと思います。たとえば出題数も多い法律、経済系はもちろんですが、教養は、範囲は広いのに出題数が少ないので、講座でも全部を取り扱ってはいません。そこで、講座に出るだけではなく、自分で過去問を解いて疑問に感じる点などを、講座で聞くようにしていました。 論文は、教養、専門ともに本屋に普通に売っている対策本を丸暗記して書くくらいでも合格できるので、時間さえあれば、特に問題ないと思います。不安な場合は、講座で論文も添削してもらえるので、利用してみるといいと思います。 面接対策としては、市販の本を買ったり、キャリアサポートセンターの面接講座を利用し、集団面接や集団討論の練習をしました。その他にも、個人面談で面接カードの添削をしてもらいました。 最近の公務員試験は人物重視の傾向が強いので、面接対策には力を入れたほうがいいと感じました。できれば受験する自治体主体のイベントに参加したり、また、裁判所など職場見学会を開いているところもあるので、参加しておくと面接で話のネタになります。 最後に対策講座を受講してよかったと思ったことをひとつ。私のまわりには国家Ⅱ種や地方上級を目指している人が少なく、受講生も少なかったため、公務員試験の情報、特に重要なのが、官庁訪問のことや面接の質問内容や論文の傾向などですが、これらの情報を得にくい状況にありました。しかし、講師の方々は何年もやっているので、各試験の制度に詳しく、また、他の大学などでも教えているので、いろいろな情報を教えてくれて、いいアドバイスをしてくれました。不安やグチがあったらどんどん言ってみてください。きっとすっきりできると思います。 |
| 後輩にメッセージをお願いします。 | |
| A |
公務員試験は一次試験を突破するのが非常に難しいです。受験するにあたって、みなスタートラインが一緒ではありません。もしかしたら、東大生もいれば、3年目のベテラン受験生もいるかもしれません。私は、中学時代、高校受験、大学受験などのとき、他の公務員試験受験生と比べて、かなり楽をして生きてきたと思います。みなさんがどうかは知りませんが、受験しようと決めた時点で私自身かなりのハンデがあったと思います。他の受験生と比べて自分が劣っているかもしれないと思ったら少しでも努力しましょう。一次試験はやれば誰でも合格できるシステムなので必ず合格してください。 それと公務員試験は内定が出る時期も遅く、夏休みに民間企業の内定者が遊んでいるころ、暑いのにスーツ着て官庁訪問しているときは、精神的にも体力的にもつらいです。でもほんの1年くらいの我慢です。今はがんばるべき時期だと自分に言い聞かせて努力してみてください。 残りの人生の時間の中で仕事にあてる時間の割合はかなり多いです。その大事な仕事を決める大事な時期ですのでがんばってください。 |


