ユニークゼミ紹介

松田 哲 先生

日本で学ぶ国際関係論

開講にあって(先生からのメッセージ)

現代の国際社会では、予想もできない程の規模と速度で、様々な現象が生起している。国際的な経済の相互依存、EUに代表される地域統合、地球環境の大規模な破壊、大量破壊兵器の拡散、途上国の貧困の悪化、人々のトランスナショナルな交流、その交流にともなって発生する文化摩擦、などである。世界におけるこのような出来事を実感することは極めて難しいが、いずれも、日本に住む私達の日常生活に何らかの影響を及ぼしている問題であると同時に、私達がそれらの問題に対応することを求めるものでもある。

そこで本ゼミでは、国際社会で生じている出来事に関する基礎知識を身につけ、さらに、それらの出来事について考える能力を養っていくことを目的として、下記の教科書を用ながら日本を取り巻く国際関係について学んでいくこととしたい。まずは皆さんの暮らしの場である日本から始めよう、というわけである。

ゼミの運営方法は、報告と、その報告に対する質疑応答というオーソドックスなものを予定している。

教科書 初瀬龍平・野田岳人編著『日本で学ぶ国際関係論』(法律文化社、2007年)

このゼミの目標は何ですか?
  • 教科書の内容をレジメにまとめて報告することができる。
  • 教科書には書かれていない事柄を、事前に図書館で調べてくることができる。
  • 報告内容を十二分に理解したうえで、的確な質問をすることができる 
  • 「日本を取り巻く国際関係」のうち、いくつかの問題について、自己の意見を述べることができる。
どんな内容ですか?
  • 以下の章から関心のあるものを選び、レジメを作って報告する。
  • その際には、教科書には書かれていない部分(前提知識)について、自分で調べて補ってもらう(調べ学習)。
  • 章によって何を調べてくるかについては異なっているので、事前に指導する。
  • ゼミ終了までに、自分で調べた内容も含めて、報告内容についてのレポート(3000字程度)を提出する。
  • ガイダンス
  • 政治学と国際関係論の交差(第1章)
  • 日本の国家・国民・領土(第2章)
  • 日本の国際化と外国人(第3章)
  • 日米関係と日本外交(第5章)
  • 日本の戦争責任と東アジアの国際関係論(第6章)
  • 日本のODAと開発援助の国際関係論(第7章)
  • 日本のNGOと国際平和協力(第8章)
  • 民族紛争と予防外交の国際関係論(第10章)
  • エネルギー資源をめぐる国際関係論(第11章)
  • 国境を越える人の移動と国際関係(第13章) 
  • 外国人法と市民社会(第14章)
  • アメリカニズムと近代文明(第15章)
  • 紛争後の平和構築と国際関係論(第17章)
  • まとめ