赤いペリドット
「マテリアル設計論」

8月の誕生石として知られる天然のペリドットは通常緑色ですが、物質構造としてはフォルステライト(Mg2SiO4)と呼ばれる本来無色透明の結晶です。天然のペリドットが緑色をしているのは、不純物として含まれている鉄が主な原因です。表題の赤いペリドットは通常天然には存在しませんが、フォルステライト組成に適当な不純物を加えて合成することができれば実現できるはずです。マテリアル設計論では、物性(物質の性質)の本質的な理解を基礎にして、必要な物性を備えた物質を創成する方法を考察します。その結果たとえば、不純物として鉄の含まれるペリドットがなぜ緑色をしているのかがはっきりと理解でき、さらに赤いペリドットを合成するための方法を議論することができるようになります。

伊東 和彦 准教授

担当科目は「物理学」「環境情報数学」「マテリアル設計論」等。
専門は地球内部物理学、固体物性、結晶合成。

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