交通基盤は何世代にもわたって使用する生活や経済の基盤です。これは、民間部門だけで供給することは非常にむずかしく、したがって国や地方自治体が大きくかかわって整備してきました。その結果、ある程度の基盤ができてきましたが、国をとりまく環境は大きく変わりました。すなわち国や地方に累積した膨大な借金に加えて、少子高齢化や人口減少が予測を超えて進んでいます。それであるだけに、今後これらの費用を公平に負担するためには、利用者負担、間接的に恩恵を受ける人々による負担、税金による負担、民間企業による負担などをどのように組みあわせればよいのかを考えなければなりません。 そこで、空港の場合、高速道路の場合、鉄道の場合、バスの場合など具体的に取り上げながら考えていきます。
西藤 二郎 教授
担当科目は「交通経済論」等。同志社大学大学院。専門は交通経済論、鉄道史。