妖怪を通して見る日本歴史
「妖怪文化論B」

日本人は無宗教だといわれ、みなさんも自分のことをそうだと思っているかもしれません。けれどもテレビなどでは占い師がもてはやされ、怪しげな霊能者の話がおもしろがられています。他の国のたとえばイスラム教徒がこれを見たら、明らかに日本人はアニミズム(精霊崇拝)の信徒だと思うことでしょう。空前のオカルト、妖怪ブームもこの傾向の一部と考えられます。『妖怪文化入門』を書かれた小松和彦先生が「『妖怪的なるもの』を通じて浮かび上がってくる日本文化は、疑いなく、これまであまり知られていなかった、グロテスクで薄気味悪く、ときにはユーモラスであるような者たちが織りなす魅力的な世界である」と言うように、まったく別の視点から日本とその文化を考えるきっかけになれば幸いです。

堀田 穰 教授

担当科目は「妖怪文化論B」「児童文学史」「司書課程科目」等。
神戸大学文学部哲学科哲学専攻。国立民族学博物館、豊中市立図書館司書などを経て、本学に着任。

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