臨床心理学は心理学の一分野ですが、そのなかでも特にさまざまな「心の問題」を抱える人たちを理解することを中心としています。さらに、そういった心の問題を抱えた人たちやその周囲の人たちに対してどのような援助が可能かを考え、実際に援助していく、とても実践的な学問でもあります。そうした援助を行うためには、単なる興味本位ではなく、悩みを抱えた人たちを共感的に理解することが必要であり、また十分な知識と人間的な訓練を積み重ねなければなりません。この授業では、人の心の構造やさまざまな心の障害の状態について学習するとともに、その援助の仕方についての理解を深めていきます。これは人間の心をどのように理解するかについての基本的な学問ですから、社会での人間関係を含む、日常生活のあらゆることと関連しています。

伊原 千晶 准教授
担当科目は「臨床心理学」「カウンセリング論」等。
学外ではスクールカウンセラーとしても活動。