人間関係の変化を生み出す
「発達臨床心理学」

授業名は「発達臨床」の心理学を意味しています。発達とは人間が育つことで、臨床とは心配なことや困難なことに出会った人を支えたり援助することですから、発達臨床とは「育つ人間」への臨床で、「人間は育つ存在である」という視点を重視したアプローチです。そういうと対象は子どもだけのように思われますが、そうではありません。生涯発達という言葉があるように、大人もそして高齢者も発達する存在です。でも、担当者は児童相談所というところで長年子どもたちのことに関する相談にのってきましたから、その経験を生かして、おもに高校生年齢ぐらいまでの発達臨床心理学について講義をしています。
発達障害や児童虐待、いじめや重大事件のことなどが新聞やテレビのニュースなどによく登場しますが、みなさんも関心をもっておられることでしょう。もちろんそれらについても扱いますが、基本軸としては、子どもたちをめぐる家庭、学校、地域の人間関係がどのような課題をかかえているのか、それに対してどのような取り組みが適切な変化を生み出し得るのかについて、家族療法(家族の力で問題を解決しようとする心理療法)やコミュニティ・アプローチ(地域に向けた取り組み)などをとおして、学生のみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

川畑 隆 教授

担当科目は「発達臨床心理学」。
そのほかの学部担当科目は「心理学基礎実験B」「心理アセスメント」「演習Ⅲ」「発達臨床実習」「演習Ⅳ」。

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