世界最古の広告のひとつは、古代エジプト・テーベの遺跡で発掘された、逃亡奴隷をさがすパピルスのビラだとされています。3000年後の現在、コマーシャル、ポスター、新聞はもちろんウェブサイト、Eメールからスタジアムの名称(フルキャストスタジアム宮城)まで、多くの人が寄りつくもの、すべて彼らにメッセージを伝える格好の広告媒体になりえています。最近、アメリカ大リーグでは15球場の1~3塁ベースに人気映画『スパイダーマン2』の広告を出すことまで計画されました(野球ファンの猛反対で1日で撤回されましたけれど)。どんなメディア、スペースを使って、誰に何をアピールするか―自らの考えや活動(信念・商品・政策等々)について適切な情報を開示し、かかわりをもちうる人々の理解促進や関係形成をはかる「コミュニケーション・デザイン」とは何かを考えていきます。

君塚 洋一 准教授
担当科目は「広告広報論」「CM表現論」「広告文化論」。成城大学大学院修了。
ぴあ総合研究所・文化科学研究所プロデューサーとしてメディア・マーケティングや広報プランニングに携わる。専門は広告論、メディア論、文化社会学。