社会調査のなかで意外になじみがあるのは、数字を使って社会を知る方法です。新聞には「首相を支持するか?」などの世論調査の結果がよく掲載されていますし、テレビやラジオでは毎週のようにCDの売り上げランキングが発表されています。私たちはこれらを見て、人々が首相に対してどんな考えをもっているのか、今どんなアーティストが人気を集めているのか、などを知ることができるわけです。授業では、社会を知るためのさまざまな調査方法を学習します。社会調査法のなかには、首相を支持する人が何人とか、このアーティストを支持する人が何人といったように、数字を使う「量的調査」のほかに、数字を使わない「質的調査」があります。質的調査には、聞き取り(インタビュー)法、特定の地域や集団に参加する参与観察法といったものがあります。社会調査法の学習は、もっと広く、もっと深く、社会をとらえるためのヒントになるはずです。

岡本 裕介 准教授
担当科目は「社会調査法」「コミュニケーション社会学」。
学術修士(大阪大学)。専門はコミュニケーション論。