文化人類学は、自分の属する文化以外のさまざまな文化を体験することを通じて、自他の文化の共通性と差異について思いをめぐらせ、そこから人間とは何かを考えていく学問です。この授業では、さまざまな地域において、人々がどのような暮らしを営んでいるかを中心にみていきます。たとえば女性が家族の中心となっている母系社会か、それとも逆に父系社会か。結婚式や成人式、葬式などの儀礼はどんな点が同じで、どんな点が違うのか。宗教にはどんなものがあり、どんな人たちが宗教を担っているのか。世界中に存在する呪術や妖術にはどんな意味があるのか。実際に、さまざまな地域で人々がどのように暮らしているのかを具体的に紹介しながら、日本とは異なる文化が世界中に数多く存在していることを理解していきます。また異文化体験のためのフィールドワークはどのように行うのかについても考えます。