モノの価格は、生産者や消費者の競争を通して決まります。たとえば自動車業界では、製品である自動車の価格はもともと生産に必要な費用があります。しかし、メーカーや販売店は、生産の費用を含め、性能・デザイン・購入後の修理サービスなどさまざまな面で競争しています。また販売価格では、値引きや下取り、付属部品などのサービス、よりよいローンの条件、さなざまな手続きの代行などによっても競争を行っています。こうした競争の結果、最終的な自動車の価格が決まります。さらにはその積み重ねによって、販売台数やシェアが決まり、業界内の企業の順位が決定してきます。これも価格に反映します。授業では、こうした企業間の競争について分析し、競争を通してモノの価格がどのように決まるか、価格と市場がどのように作用しあっているのかを考えていきます。

山本 幹夫 教授
担当科目は「産業組織論」「経済学概論」等。
立命館大学大学院。経済学修士(立命館大学)。専門は産業組織論。