複雑で、先行きが見えづらく、誰もが不安を抱える時代。こうした息のつまるような状況のなかで日本の歴史を学ぶということは、「今」を見直し、「未来」を見通すための確かな手がかりを手に入れることです。そこで、この授業では、平安時代から江戸時代にいたる日本の歴史をたどっていきます。たとえば古代都市平安京はどのように形成されたか、そして「京都」はどのように成立してきたのか。戦国時代はどのように始まり、いかにして天下統一が行われたのか。またその際、京都はどう改造され、江戸はどうつくられたのか。日本の歴史の流れを追いながら、ポイントごとに詳しいエピソードを交えて授業を進めていきます。あらためて、私たちが生きるこの国の歴史を見つめなおすことで、きっと現代社会に生かせるヒントが見つかるはずです。

吉村 亨 教授
担当科目は「日本史概説」「日本文化史」「日本史購読」「演習」等。
立命館大学文学部史学科 文学博士。専門は日本中世史