心理学では、客観的な証拠に基づいて、人間の心や行動の理論をつくり上げていきます。そのために、データに基づいて判断を下すための統計的な方法の学習が欠かせません。この授業では、まず心理学研究になぜ統計的な方法が必要なのかを学び、また心理学データにはどんなものがあるのかを理解していきます。そして、今後、研究に取り組むときに必要となる統計的手法を理解し、実際にコンピュータなどを使ってデータを分析できる力を身につけます。また、人間はえてして、先入観などによってモノの見方が偏ってしまいがちです。そうした間違いを避けるために、分析を行う際に必要な「考え方」の学習にも重点を置いていきます。こうした学習は心理学研究に必要なばかりでなく、日常生活のなかで客観的な判断を行うためにも役に立つでしょう。

行廣 隆次 准教授
担当科目は「心理統計学」「個人差の心理学」「演習Ⅲ・Ⅳ」等。
専門は認知心理学、心理教育測定。