かつて、アメリカとソ連が戦争一歩手前の緊張状態にあり続けた「冷戦」という時代がありました。そうした時代は、ソ連がロシアに変わることによって終わりを告げました。15年ほど前のことです。冷戦後しばらくの間は、唯一の超大国となったアメリカを中心に、より平和な世界が実現されていくかに思われました。しかし実際には、そうはなりませんでした。地域紛争はその数を増し、テロも激しくなり、豊かな国と貧しい国の貧富の差も拡大していったのです。この世界では、今、何が起きているのでしょうか? 国際関係論とは、世界中のさまざまな国々・人々の関係を見すえながら、世界全体を見渡す学問です。私たちの日常生活が世界の出来事に大きく影響されるようになった現在という時代を生きる上で、欠かせない知識を含んでいる学問です。大きな視野をもって、この世界について考えてみましょう。

松田 哲 教授
担当科目は「政治学原論」「政治学特別講義」等。
神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。
専門は国際関係論。