民法とはどのような法律でしょうか。テレビの「行列のできる法律相談所」を見ている方も多いと思います。あのおもしろい問題の多くは、民法から出題されています。一言でいうと、民法は「私たちの日常生活に関する法律」です。
民法の5本柱は、①総則 ②物権 ③債権 ④親族 ⑤相続 です。
なお、本学の講義科目では、親族と相続はこれを一緒にまとめ、「家族法」として学ぶことになります。みなさんは、民法の勉学では、テレビ番組のようにおもしろいことと、厳しい面があることを心得て、一歩を踏み出すとよいでしょう。
〈自己紹介〉
私は、民法専任の教授です。講義担当科目は毎年のように変更がありますので、右記のうちのいずれかを担当しています。ゼミ(演習)では、実社会で役立つようなテーマのもとに、各自が発表を分担して意見交換をしてもらっています。
私の最初の論文は、「旅行クーポン券と担保的機能」でした。
現在、日本私法学会、金融法学会に所属して民法、金融法の研究を続けています。
〈データ〉
家族法分野で判例(裁判)が多い条文ベスト3は、裁判上の離婚(民法770条)、財産分与(民法768条)、遺産の分割の協議又は審判等(民法907条)です。家族間で多発するもめごとをあらかじめ知っておいてもらうため、予備的情報としてみなさんにお知らせしておきます。
〈土曜教養講座〉
土曜教養講座については、企業取引・担保の話題を取り上げます。
ここ数年の民事立法は、めざましいものがあります。法学部でかつて取得した法的知識、法常識の底流が揺らいでいることを認識する必要があります。土曜教養講座では、民法のおもしろさと厳しさを、テレビや書物では学びきれない“さじかげん”とともにお楽しみください。

宮川 不可止 教授
担当科目「現代取引法ゼミ(専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・卒業研究)」「担保物件法」「金融取引法」。近畿大学法学部卒。専門は民法。公認会計士。