健康スポーツ学科│NLSPC



「認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)」は、傷害予防と競技力向上を目的に、安全かつ効果的なトレーニング計画を立案・遂行できる力の証明となる資格です。アメリカで生まれた資格で、いわゆる4大プロスポーツ*のチームのトレーニングに関わる指導者の多くが取得しているといわれます。近年、日本でも有資格者が増えており、例えばオリンピックをめざすアスリートたちが集まる国立スポーツ科学センター(JISS)でもトレーナーの要件に上げられるなどニーズが高まりつつあります。Jリーグやプロ野球などプロスポーツの世界でトレーニングに関わりたい人にとって、必ず取っておきたい資格といえるでしょう。

CSCSを取得できる日本の認定校は今のところ10数校程度。本学の健康スポーツ学科はそのうちのひとつであり、京都の大学では初めてです。CSCSの取得をめざす人は「健康スポーツ科学コース」に所属し、解剖学やトレーニング効果などに関する専門科目を受講します。3回生では実習に取り組み、実践力を強化。それらの実習の舞台にもなる本学のトレーニングジムはCSCSの認定を受けており、例えば床材にJISSと同じ素材を使用するなど、機能面のこだわりはかなりのものです。また、指導者にはCSCSだけでなく全米公認アスレティックトレーナー(ATC)の資格を取得している者が私を含めて複数おり、実践的な指導が受けられる点もポイントといえるでしょう。そして4回生の秋に行われる試験に合格すれば、CSCSの取得者として卒業することができます。

プロスポーツの世界で生きていきたい人に必須の資格と言いましたが、CSCSの資格はほかにも幅広いフィールドで活用できます。例えば、保健体育の先生。科学的な運動指導は授業や部活に生かすことができ、実際に保健体育の先生でCSCSの有資格者もおります。高度な専門能力が求められる資格だけに、試験の難易度も高くなりますが、日本のスポーツ環境の底上げのためにもたくさんの人がCSCSの資格取得に挑戦してくれることを願います。

※アメリカの4大プロスポーツ…アメリカンフットボールのナショナル・フットボールリーグ(NFL)、野球のメジャーリーグ・ベースボール  (MLB)、バスケットボールのナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)、アイスホッケーのナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)

「健康運動指導士」・「健康運動実践指導者」は、介護の現場や高齢者福祉施設などでの運動指導を通して、リハビリなども含めた健康づくりをサポートする人に求められる資格です。また、「グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)」は、一般のスポーツクラブなどで活躍するインストラクターなどに求められる資格です。いずれも「健康になりたい」「体力を向上させたい」と積極的に考えている人たちが対象。そうした人たちに安全で効果的で楽しめるトレーニングのプログラムを提示できる、専門的な能力が評価される資格といえます。

本学科では、これらの資格を無理なく取得できる環境づくりを進めています。理論を学ぶ専門科目や、実践のスキルを養う実習のほか、スポーツを指導する上で必要となるコミュニケーション能力の養成にも力を注いでいます。例えば、2回生に配当されている「実践プロジェクト」の授業を利用し、地域に住んでおられる中高年の方々の体力測定を実施。また、地域の方々を対象にした運動教室を学生が指導するような機会も今後設ける予定です。

実際にスポーツの指導を経験してみると、対象者が楽しみながら取り組めるように導く「コミュニケーション」が非常に大切なことがわかります。本学科が設けている多様な学習機会を有効活用し、実践に役立つスキルと経験の修得をめざしてください。ほかにも、資格試験対策として、筆記試験対策や実技対策を学生が主体となって行う勉強会を開催予定。同じ目標を持つ仲間たちと協働し、合格に向けて進んでいけるようにします。GFIは2回生終了時に取得可能です。健康運動実践指導者の受験資格は3回生終了時に取得可能。これらの2つの資格を、できれば在学中に全学生が取得してほしいと考えています。さらに上をめざす人には、4回生在学中に健康運動指導士にチャレンジしてほしいと思います。

「健康づくり」は現代の日本における最重要課題のひとつです。社会の高齢化が進む今、健康寿命を伸ばしていくために、また増え続ける医療費の抑制のためにも、子どもから高齢者まで健康の保持・増進が重視されています。文部科学省は「総合型地域スポーツクラブ」をコアにした活力ある地域づくりを推進していますが、それも問題意識の根底にあるものは同じ。市民が健やかな日々を営めるように、さまざまな人とのつながりのなかで心も豊かに暮らしていけるように、スポーツの担う役割は非常に重要になっているのです。

また、そうしたなかで強く求められているのが、地域の人々を健康に導く「スポーツ」を指導できる人材です。例えば、レクリエーションスポーツの指導者。レクリエーションスポーツとは、競技スポーツとは異なり、体力差や男女差、年齢差があっても楽しめるスポーツのこと。誰もが身体を動かす喜びと楽しさを感じることができる活動です。各市町村単位で設置が進められている「総合型地域スポーツクラブ」でもレクリエーションスポーツは積極的に取り入れられており、それらのスポーツを指導できる人の活躍の場は今後さらに広がっていくでしょう。

本学科では、アシスタントマネジャーやスポーツ指導者、またスポーツプログラマーといった資格をはじめ、レクリエーションに関わる多様な資格の取得をサポートしています。子どもや高齢者、さまざまな肩書や年齢の人たちが、障がいの有無に関わらずスポーツを楽しめるように導くには、高いコミュニケーション能力と指導力が不可欠。部活などで多様な人と関わりながら自分を磨いてきた人には、その素地が十分にあるといえるでしょう。卒業までにたくさんの資格を取得し、社会でスポーツを仕事にできる可能性を高めてください。私たち教員が、みなさんのチャレンジをしっかりとサポートします。

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入試に関するお問い合わせ

入学センター

Mail nyushi@kyotogakuen.ac.jp

Tel (0771)29-2222

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