食農学科 [亀岡]

畑から胃袋まで。食と農のゼネラリストへ。

economics02

暮らしの原点となる「食」と「農」の
専門領域を実践的に学ぼう。

亀岡は、京野菜など豊富な農産物を生産する「京の食料庫」。食農学科ではその地の利を活かし、地元の農家や産業界と連携した実践的な学習機会を通じて、農業や食品加工業の実際を体感しながら学べます。作物栽培などの実習は学内の実習圃場だけでなく、京都大学の付属農場などの協力校でも幅広く行っています。1学年80名で教員と学生の距離が近く、きめ細かい指導も大きな特色です。学習意欲が旺盛な松本さんのように積極的に学んでください。この農にあふれる環境で、豊かな暮らしに欠かせない食と農をつなげるゼネラリストをめざしてほしいと思います。

バイオ環境学部 食農学科 藤井 康代教授

刺激的な授業で視野を広げています。
食品開発センターでの実習も楽しみです。

おいしい食べ物をこの手でつくりたい。そんな思いから食農学科へ進みました。「作物栽培実習」で野菜を種子から育てたり、食物の栄養素や微生物・病原菌のことを学んだり、理論と実践の両面から食と農への理解を深めています。藤井先生の授業では必ず質問の時間があり、一人ひとりが納得するまで丁寧に教えてくださるのが印象的。今後予定されている食品開発センターでの実習や実験も今から本当に楽しみです。将来、食品の開発・加工に関する仕事に就けるよう、4年間で必要となる力をしっかりと身につけたいです。

バイオ環境学部 食農学科 3回生 松本 悠さん
愛知県・名古屋女子大学高等学校出身

学科の特色

  1. 農を起点としたモノづくりから販売までの流れを総合的に学びます。
  2. 「新種苗開発センター」や「食品開発センター」を学内に開設しました。
  3. 「地域のラボ」として京都丹波や亀岡の産業界と連携したプロジェクトに挑戦します。
  4. 4回生から研究室に所属し、食と農の先進的な研究に取り組みます。

こんな人におすすめ

  • 農業に関わる仕事がしたい
  • 食の分野でのものづくりがしたい
  • 幅広い視野で「食」と「農」をとらえたい

選べる2コース4研究室

食資源コース

農業の可能性を
さらに広げるために。
農業生産学研究室

この研究室では、環境に配慮した農業生産技術を開発し、安全で安定的な食糧供給の実現をめざします。組織培養技術を利用した作物の改良や増産、地域の特長を活かした特産品の創出などで、地域の農業に貢献。例えば、「新種苗開発センター」では、真冬でも暖房なしで栽培できる、環境にやさしい新種のトマトの開発に取り組んでいます。

農地環境研究室

農地環境の改善や環境に調和した農業の実現には、未利用資源の利活用や民間農業技術の科学的解明がカギとなります。この研究室では、竹粉や米のとぎ汁発酵液の農業利用について研究し、亀岡市や他大学とともに、大気中の二酸化炭素削減のために竹炭を施用した畑で栽培した野菜、「クルベジ」による地域活性化に取り組んでいます。

食品開発コース

科学と技術で
農産物加工の未来を拓く。
食品加工学研究室

安全で付加価値の高い食品を安定して生産するためには、高度な加工・製造技術が必要です。この研究室では、キャンパス内にある食品開発センターで、高ポリフェノール含有ブドウやアラータイモの加工食品としての用途開発を行うなど、実際に農産物を加工しながら、加工・製造技術や食品分析技術の開発に取り組みます。

発酵醸造学研究室

お酒や味噌、醤油、ヨーグルトなど、現代人にとっても伝統的な発酵食品は身近で欠かせないもの。この研究室では、京都丹波の発酵・醸造企業群と連携しながら、発酵醸造物の分析や醸造微生物の解析と、それらを通じた製品の開発改良に取り組みます。食品開発センターでは、地域の農産物を使った麹甘酒、ワイン、ビールなどの開発に挑戦しています。

進路イメージ

  • 農業に関する専門知識と技術を生かし、農業経営者や農業協同組合(JA)の職員などに。
  • 食の分野でのものづくりの経験を生かし、食品関連企業の営業部門や研究部門などに。
  • 大学院に進学してさらに専門性の高い研究を行い、食品関連企業の研究部門などに。

授業Pick up

京野菜栽培加工実習
バイオ環境学部 食農学科 大城 閑特任教授

自分で育てた野菜を自分で収穫して食べる。
「食」と「農」の原点を体験できます。

この実習はまだまだ暑い9月下旬から始まります。一人で長さ約3mの畝を担当して、京都の伝統野菜を中心に種をまきます。発芽してある程度に育つまでは特に水やりが大変で、作物を育てることの大変さをまず実感するかもしれません。しかし弱々しかった芽がぐんぐん育ち始めると、そこに生命力の強さを感じることができます。立派に育った野菜は調理して食べ、その中でも聖護院カブを使った千枚漬け作りが一大イベントです。漬物店のように本格的な作り方でなくても、自分たちで種子から育てたカブで作った漬け物の味は格別です。

講義シリーズ「亀岡学」

食農学科では、地域のキーパーソンをお招きして、「地域を知る」「農業を知る」「食品製造業を知る」「流通を知る」「地域おこしを知る」を学ぶ、講義シリーズ「亀岡学」を2回生を対象に開講しています。

Topics

「新種苗開発センター」で野菜の新品種を開発。

京都亀岡キャンパスにある「新種苗開発センター」は、「食品開発センター」と同じく、食農学科が新設された2015年にオープンした研究と実践の拠点です。農業生産学の研究成果を生かして、野菜などの新品種の開発や、それらの苗の生産を行っており、環境にやさしい新種のトマトや、地域の新たな特産品となるイモ、葉物野菜などの開発に取り組んでいます。 地域の農家にもその成果を還元しており、現在、約100軒の農家が加入している地元・亀岡の農業団体などと協力関係にあります。

大学ブランド純米酒「大槻並」プロジェクト

地元集落の休耕田などで学生が栽培した酒造米「山田錦」を使い、地元酒造メーカーの協力を得て、仕込みや搾り、ラベルデザインを学生が手がけた純米酒「大槻並」が誕生。毎年、市販されています。

資格・就職

取得できる資格 *国家資格

  • 高等学校教諭一種免許状(農業)
  • 食品衛生管理者*
  • 食品衛生監視員*
  • 博物館学芸員*

目標とする資格

  • 日本農業技術検定
  • 食の検定・食農2級
  • フードアナリスト
  • 日本茶インストラクター

卒業後の進路

  • 農業経営者
  • 農業生産法人
  • 食品製造業
  • 外食関連企業
  • 食品産業での起業
  • 農業協同組合(JA)
  • 教員(高等学校教諭「農業」)
  • 公務員
  • 大学院進学など

就職先業種別状況

主な進学・就職先(過去3年間)

■大学院進学/京都大学大学院、大阪大学大学院、静岡大学大学院、奈良先端科学技術大学院大学、名古屋市立大学大学院、大阪教育大学大学院、京都府立大学大学院、京都学園大学大学院
■農業・林業/株式会社スプレッド
■学術研究、専門・技術サービス業/独立行政法人農業生物資源研究所、株式会社日吉、リンパ球バンク株式会社、株式会社八州
■複合サービス業/京都農業協同組合(JA京都)、生活協同組合おおさかパルコープ、奈良県農業協同組合、福井県漁業共同組合連合会、豊橋農業協同組合(JA豊橋)
■建設業/東建コーポレーション株式会社、日本植生株式会社、株式会社西村風晃園
■製造業/山﨑製パン株式会社、シノブフーズ株式会社、株式会社美十(旧おたべ)、株式会社バイカル、株式会社鼓月、株式会社山田製油、株式会社川勝總本家、池田化工製紙株式会社、コタ株式会社、旭金属工業株式会社、株式会社エクセディ、アイテック株式会社、株式会社ユニクロ、株式会社井筒八ッ橋本舗、株式会社亀屋良長、株式会社満月、株式会社陽進堂、株式会社アーバンリサーチ、株式会社大阪めいらく(スジャータ)、株式会社土井志ば漬本舗、佐々木化学薬品株式会社、三和化成工業株式会社
■情報通信業/株式会社システナ、京都電子計算株式会社

■運輸郵便業、郵便業/コウノイケ・エアポートサービス株式会社、西日本日立物流サービス株式会社
■卸売業、小売業/皇漢堂製薬株式会社、日本マクドナルドホールディングス株式会社、コーナン商事株式会社、株式会社ライフコーポレーション、株式会社ダイエー、株式会社平和堂、株式会社万代、株式会社セントラルフルーツ、株式会社太陽薬品、株式会社紅中
■金融業・保険業/株式会社京都銀行、株式会社ゆうちょ銀行、淡陽信用組合
■生活関連サービス業/クリエイティブ・フラワー・コーポレーション株式会社
■医療、福祉/医療法人協林会大阪ガン免疫化学療法センター
■サービス業/近畿測量株式会社、株式会社ニチイ学館、日本郵政株式会社 、UTホールディングス株式会社(UTグループ)
■公務/刑務官、大津市役所、自衛隊

Newsお知らせ

食農学科の教育目的

環境に配慮し、地域の特長を生かした農産物の生産や安全な食品の加工技術の習得を教育目的とする。学生は農産物の栽培育種、食品加工、発酵・醸造、食品の栄養価や安全性をバイオの知識と共に講義や実習を通じて学び、地域の活性化に貢献できる食と農のゼネラリストを目指す。

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

バイオ環境学士は、生命、個体、集団、自然に対して、環境と調和という意識を持ち、専門技能と変化に対応できる専門知識・教養で、その分野の種々の課題を解決することができる。

  1. 知識・理解
    ・食農分野の基礎科目、専門基礎科目および大学共通科目である教養科目の知識・理解を通じ、様々な事象に対して幅広い視野をもって的確な判断を下すことができる。
    ・食農分野の専門的知見に基づいて、人々の生活の向上と人間社会の発展に貢献しようとする姿勢を備えている。
  2. 汎用的技能
    ・教養教育を通じて身に付けた、幅広い知識をもとに、色々な問題に対して適応して解決することができる。
    ・食農分野の実験・実習を通じて、コミュニケーション力、協働力、論理的思考力が身に付いている。
    ・食農分野の専攻演習・卒業研究によって、上記能力をさらに高め、また行動力や課題発見力を身に付いている。
  3. 態度・志向性
    ・組織内で、協働力を持って自分の適性に応じた役割を果たすことができる。
    ・卒業研究を通じて、自己管理能力が身に付いている。
    ・実践プロジェクトなど地域との連携を通じて、社会の一員として社会の発展に積極的に関与できる。
  4. 統合的な学修経験と創造的思考力
    ・食と農に関する広範な知識に加えて、いずれかの分野の知識を取得し、研究課題の解決を図ることができる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

  1. 教育課程編成
    ・1年次の大学共通科目である教養科目および食農分野からなる基礎科目、専門基礎科目を修得することによって、柔軟に思考し、多角的に事象を見て、的確な判断を下すことができる力を育成します。
    ・食農分野からなる専門基礎科目および専門科目(専門知識と専門技能)を修得させ、多角的に真理を探究する力を育成します。
    ・さらに、専門科目(専門知識と専門技能)を修得後、専攻演習・卒業研究を通じて、問題解決を導く力を育成し、人々の生活の向上と人間社会の発展に貢献しようとする姿勢を身に付けさせます。
  2. 学修方法・学修過程
    ・教養教育や1・2年次の実践プロジェクト科目を通じて、問題点を整理し、解決の方法を見出す力を育成します。
    ・専門基礎科目および専門科目の実験・実習を通じて、グループ内での作業により、コミュニケーション力、協働力を、レポートの作成により論理的思考力や統計学的思考力を身に付けさせます。
    ・専攻演習・卒業研究を通じて、コミュニケーション力、協働力、論理的思考力をさらに高め、テーマの選定によって課題発見力を、研究の遂行によって行動力を培います。
    ・実験・実習、実践プロジェクト科目を通じて、各自の特性を理解し、グループ内での役割を見出すことで協働力を身に付けさせます。
    ・卒業研究を通じて、そのテーマを追求すること、自己を管理することを身に付けさせます。
    ・卒業研究や実践プロジェクト科目での地域との連携を通じて、社会の一員として、社会の発展に積極的に関与できる力を付けさせます。
    ・食と農の基本知識に加えて、卒業研究に関連する分野の知識を高め、研究課題の解決を図る力を付けさせます。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

本学科の教育目的に示した人材を育成するために、明確な目的意識と情熱を持ち、高等学校で履修した教科・科目について、基礎的な知識を有し、自分の考えを伝えられる日本語力、さまざまな課題に積極的に挑戦しようとする意欲、活動に積極的に取り組む姿勢、コミュニケーションを効果的に図り、相互理解に努めようとする態度を有する人を求めます。

  1. 知識・技能
    ・食農学科の研究教育分野に興味があり、化学・生物・自然科学を学ぶ意欲を持つ。
    ・食農学科の専門分野の知識や技術を修得できる基礎学力を持つ。
  2. 思考力・判断力・表現力
    ・自然や栽培、食べ物に興味があり、それらを観察し、理解し、解明しようとする意欲を持つ。
  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
    ・地域連携など協働してプロジェクトを進めた経験がある。
    ・地域連携など協働するプロジェクトに参加する意欲を持つ。

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入試に関するお問い合わせ

入学センター

Mail nyushi@kyotogakuen.ac.jp

Tel (0771)29-2222

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