京都学園大学

京都学園大学

Departmentバイオ環境デザイン学科

バイオ環境デザイン学科 [亀岡]

更新日:2017年6月27日(火)
このエントリーをはてなブックマークに追加

環境を守るエコ技術者・デザイナーをめざす。

economics02

自然と社会を総合的に学び、
豊かな環境を築く提案力を鍛えよう。

例えば、私の背景にある森の木の種類や本数、樹齢などを調べるのは生態学の領域です。それを維持管理する場合、これまで誰が森を管理してきたのか、また、周辺地区にとって森はどんな役割を担ってきたのかなど、社会への洞察が不可欠になります。このように自然科学の分野だけではなく社会科学の領域にも踏み込み、社会に対して影響力を持つ研究成果を提案できるのが本学科の学びの魅力。中西さんのように多様な実践にチャレンジし、知的好奇心をどんどん深掘りしていく学生を、私たち教員が全力でサポートします。

バイオ環境学部 バイオ環境デザイン学科
丹羽 英之准教授

亀岡の豊かな自然環境を活かして
アクティブに学んでいます。

2回生の「バイオ環境事業見学実習」では日本酒メーカーの工場見学に京都の伏見へ。お酒をつくる現場を知りました。また、京都市都市緑化協会の理事長を務める森本先生のゼミでは、京都駅ビルや梅小路公園で先生が設計した「雨庭」やビオトープを観察。ほかにもヤギ部やサツマイモ部、造園部、かめおか里山里道探検倶楽部に所属するなど、好奇心の赴くままアクティブに学んでいます。今は足元にある「苔」への関心が高まっています。亀岡の豊かな自然環境を最大限に活用し、興味深い研究活動に発展させたいです。

バイオ環境学部 バイオ環境デザイン学科 4回生
中西 花奈さん 大阪府・帝塚山学院高等学校出身

学科の特色

  1. 自然のしくみを学び、豊かな環境を保全・再生するための技術を学びます。
  2. 京都亀岡キャンパスの豊かな自然環境を利用した実習や研究に取り組みます。
  3. 社会と連携した、さまざまな環境にまつわるプロジェクトを展開しています。
  4. 大学院進学や理科教員をめざす人への支援など、資格・キャリア教育も充実しています。
  5. 理科の教員免許(中学校・高等学校)や、環境関係のさまざまな資格が取得できます。

こんな人におすすめ

  • 環境の保全や再生に興味がある
  • 豊かな自然をフィールドにして学びたい
  • 中学校や高校の理科教員になりたい

バイオ環境分野で役立つ4つの認定資格

バイオ環境デザイン学科は、大学卒業後に環境関連分野で活躍するための4つの認定資格を同時に取得できる日本で唯一の学科です。

  • 環境再生医初級

    街や地域の環境を診断し、必要な処方箋を書いて実行できる、街のお医者さんを目指します。

    環境再生医とは、町のお医者さんがみなさんの体を診断して治してくれるのと同じく、街や地域の環境を診断し、必要な処方箋を書き、実際に治療(環境再生)することができるエコ技術者のことです。
    自然環境の知識や地域の歴史・風土への理解などを裏付けとし、市民の立場から、分野を越えた協働の調整や推進を行うことを役割としています。

    ステップアップ:中級、上級

  • 樹木医補

    公園や庭、古木など樹木の診断と回復の技能を持ち、それを仕事として実施できます。

    樹木の診断及び治療、後継樹の保護育成並びに樹木保護に関する知識の普及及び指導を行う専門家です。
    樹木医補は、樹木医制度の充実を図るため、樹木学や病虫学などの基礎的な知識・技術を所定の大学等で習得した学生を対象に、樹木医資格取得への門戸を開くために設置されています。

    ステップアップ:樹木医

  • 自然再生士補

    植物を中心とした自然再生に関して、推進のための計画や技能を身に付けます。

    自然再生士とは、自然再生に必要な知識・技術・経験を有する、自然再生の推進者です。
    自然再生士には、自然再生に係る事業全体を把握し、調査・計画・設計・施工・管理の、各々の事業段階において行われるべき業務や活動において、これに係わる人々をコーディネートするとともに、自ら担当する自然再生を実行できる能力が求められます。

    ステップアップ:自然再生士

  • 地域調査士

    地域を総合的(自然、社会、人文など)に調査する知識と技能を身に付けます。教員免許状と同じで卒業すると取得できません。

    地域調査士とは、地域の総合科学である地理学をベースとし、地域調査の知識や技術を用いて地域の自然現象、社会現象、人文現象等を総合的とらえる調査能力を有する「地域調査の専門家」のことです。
    教員免許状と同じで、大学の所定の単位を取得することで付与される。卒業後、試験を受けることで取得できません。

    ステップアップ:専門地域調査士

その他、バイオ環境デザイン学科で取得可能な資格一覧

  • 生物分類技能検定
    • 4級と3級はバイオ館B4-1で実施
    • 4級試験は6月(日曜)、11月(日曜)の年2回実施
    • 3級試験は11月(日曜)実施
  • 環境社会検定(eco検定)
    • 試験は、7月(日曜)、12月(日曜)の年2回実施
  • ビオトープ管理士2級
    • 試験は、10月(日曜)実施

生物分類技能検定2級以上とビオトープ管理士2級以上は、環境省から有資格者として認定されます。

選べる2コース5研究室

環境再生コース

自然環境の保全・
再生方法を探る。
ランドスケープデザイン研究室

食糧や水の供給、気候などの調節、癒し効果、物質の循環など、私たちは生態系からさまざまな恩恵を受けています。それらの原理に迫る「景観生態学」をもとに、持続可能な美しい「生物親和都市」の姿をデザインすることが本研究室の目的です。

水環境研究室

安全な飲み水の確保や良好な河川・海域環境の再生・保全について研究します。家庭や工場からの廃水の処理方法、生物による河川や湖の浄化作用の解明と促進など、さまざまな角度からのアプローチで、よりよい水環境を実現するための方法を考えます。

都市自然化研究室

都市や地方には、生物や私たちの暮らしについて、互いに関連しあった多くの課題が存在します。この研究室では、さまざまな地域が抱える実際の課題を知り、フィールドワークの計画と実行を繰り返すことで、地域再生の道筋を描くための方法論を学びます。

生物・環境コース

亀岡の里山の
豊かな生態系を守る。
環境教育研究室

環境を守り、再生していくためには、「環境を大事にする」という意識を、より多くの人たちがあたりまえのように持つことが必要です。この研究室の目的は、環境問題に関心のある「人を育てる」こと。問題の本質をとらえ、解決や防止についての知識、技術、姿勢、意欲を持った人材を養う方法を考えるという視点から、環境問題に挑みます。

里山環境研究室

人の手が入った里山には、これまでの長い歴史の中で、原生林とは異なる豊かな生態系が作り出されてきました。しかし、近年の日本の社会構造の変化に伴い、里山の生態系は荒廃の一途をたどっています。この研究室では、里山をフィールドに動植物の生態や伝統的な暮らしを学び、その自然と文化的価値を現代に蘇らせる方法を探ります。

進路イメージ

  • 環境再生に関する知識と技術を生かし、環境コンサルタントや公務員などに。
  • 環境問題に関心を持つ人を育てることのできる、中学校や高校の理科教員に。
  • 大学院に進学してさらに専門性の高い研究を行い、環境関連の研究機関などに。

授業Pick up

森林環境・林業論
バイオ環境学部 バイオ環境デザイン学科 丹羽 英之准教授

森を見ただけで多くの情報を得られる、
「森を読み解く目」を養います。

京都亀岡キャンパスは、緑豊かな森林に囲まれています。大学周辺や通学途中で目に入る森林は、意識しなければただの木々ですが、基礎知識を身につけていれば、相観(見た目)から森林植生に関する多くの情報を得ることができ、その特徴を概観することができます。また、その森林に内在する、人の営みの影響に思いをはせることもできます。そんな森を読み解くための目を身につけるための基礎を学ぶと同時に、里山の研究や都市緑地の研究など、将来の研究室配属に向けて自分の興味を深めていける科目です。

Topics

環境保全を仕事にするための資格取得が可能。

バイオ環境デザイン学科では、1回生では生物学や地球科学など環境に関する基礎を学び、2~3回生では都市環境や自然環境に関する専門領域の学習と実験に取り組み、4回生では研究室に所属して環境の保全と再生にかかわる専門的な研究に取り組みます。その過程の中で、環境保全をめざす行政や環境コンサルティング会社などへの就職に役立つさまざまな資格が取得できます。環境再生医初級、樹木医補、自然再生士補という、自然環境の保全・再生にかかわる3つの資格を取得できるのは本学だけで、このほかに地域調査士などの資格を取得することも可能です。また、中学校や高校の理科教員をめざす学生が多いのも本学科の特長です。

資格・就職

取得できる資格 *国家資格

  • 高等学校教諭一種免許状(理科)
  • 中学校教諭一種免許状(理科)
  • 小学校教諭一種免許状◎
  • 博物館学芸員*
  • 環境再生医初級
  • 樹木医補
  • 自然再生士補
  • 地域調査士

◎小学校の教員免許を取得する人には、他大学との協定による通信教育プログラムが用意されています。ただし、中学校の教員免許を取得する人に限られます。

目標とする資格・検定試験 *国家資格

  • 環境計量士*
  • 公害防止管理者
  • 環境社会検定試験(eco検定)
  • 生物分類技能検定3級
  • 森林インストラクター
  • ビオトープ管理士
  • 技術士補
  • 森林情報士

卒業後の進路

  • 環境調査・環境コンサルタント
  • 景観デザイン事務所
  • 建設業
  • 造園会社
  • 農業協同組合(JA)
  • 教員(中学校・高等学校教諭「理科」)
  • 公務員
  • 大学院進学など

就職先業種別状況

主な進学・就職先(過去3年間)

■大学院進学/京都大学大学院、大阪大学大学院、静岡大学大学院、奈良先端科学技術大学院大学、名古屋市立大学大学院、大阪教育大学大学院、京都府立大学大学院、京都学園大学大学院
■農業・林業/株式会社スプレッド
■学術研究、専門・技術サービス業/独立行政法人農業生物資源研究所、株式会社日吉、リンパ球バンク株式会社、株式会社八州
■複合サービス業/京都農業協同組合(JA京都)、生活協同組合おおさかパルコープ、奈良県農業協同組合、福井県漁業共同組合連合会、豊橋農業協同組合(JA豊橋)
■建設業/東建コーポレーション株式会社、日本植生株式会社、株式会社西村風晃園
■製造業/山﨑製パン株式会社、シノブフーズ株式会社、株式会社美十(旧おたべ)、株式会社バイカル、株式会社鼓月、株式会社山田製油、株式会社川勝總本家、池田化工製紙株式会社、コタ株式会社、旭金属工業株式会社、株式会社エクセディ、アイテック株式会社、株式会社ユニクロ、株式会社井筒八ッ橋本舗、株式会社亀屋良長、株式会社満月、株式会社陽進堂、株式会社アーバンリサーチ、株式会社大阪めいらく(スジャータ)、株式会社土井志ば漬本舗、佐々木化学薬品株式会社、三和化成工業株式会社
■情報通信業/株式会社システナ、京都電子計算株式会社

■運輸郵便業、郵便業/コウノイケ・エアポートサービス株式会社、西日本日立物流サービス株式会社
■卸売業、小売業/皇漢堂製薬株式会社、日本マクドナルドホールディングス株式会社、コーナン商事株式会社、株式会社ライフコーポレーション、株式会社ダイエー、株式会社平和堂、株式会社万代、株式会社セントラルフルーツ、株式会社太陽薬品、株式会社紅中
■金融業・保険業/株式会社京都銀行、株式会社ゆうちょ銀行、淡陽信用組合
■生活関連サービス業/クリエイティブ・フラワー・コーポレーション株式会社
■医療、福祉/医療法人協林会大阪ガン免疫化学療法センター
■サービス業/近畿測量株式会社、株式会社ニチイ学館、日本郵政株式会社 、UTホールディングス株式会社(UTグループ)
■公務/刑務官、大津市役所、自衛隊

Newsお知らせ

バイオ環境デザイン学科の教育目的

農・森林環境、水環境、都市環境などの共生空間における生物多様性や物質循環とその景観に関する科学・技術に基づく環境デザイン力の養成を教育目的とする。学生は生態学的知識、環境分析技術、環境再生技術などを講義や実験、フィールド実習を通じて学び、人と自然の共生に貢献できる環境専門家やランドスケープデザイナーを目指す。

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

バイオ環境学士は、生命、個体、集団、自然に対して、環境と調和という意識を持ち、専門技能と変化に対応できる専門知識・教養で、その分野の種々の課題を解決することができる。

  1. 知識・理解
    ・バイオ環境デザイン分野の基礎科目、専門基礎科目および大学共通科目である教養科目の知識・理解を通じ、様々な事象に対して幅広い視野をもって的確な判断を下すことができる。
    ・バイオ環境デザイン分野の専門的知見に基づいて、人々の生活の向上と人間社会の発展に貢献しようとする姿勢を備えている。
  2. 汎用的技能
    ・教養教育を通じて、幅広い知識を身に付け、色々な問題に対して適応して解決することができる。
    ・バイオ環境デザイン分野の実験・実習を通じて、コミュニケーション力、協働力、課題発見力を身に付けることができる。
    ・バイオ環境デザイン分野の専攻演習・卒業研究を通じて、上記能力をさらに高め、また行動力や論理的思考力を身に付けることができる。
  3. 態度・志向性
    ・バイオ環境分野の実験・実習を通じて、協働力やリーダーシップを発揮することができる。
    ・卒業研究を通じて、自己を管理することができるようになる。
    ・実践プロジェクトなど地域との連携を通じて、社会の一員として、社会の発展に積極的に関与できる。
  4. 統合的な学修経験と創造的思考力
    ・卒業研究を通じて、その関連する分野の知識を自主的に学修し、研究課題の解決を図ることができる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

  1. 教育課程編成
    ・1年次の大学共通科目である教養科目およびバイオ環境デザイン分野からなる基礎科目、専門基礎科目を修得することによって、柔軟に思考し、多角的に事象を見て、的確な判断を下すことができる力を育成します。
    ・バイオ環境デザイン分野からなる専門基礎科目および専門科目(専門知識と専門技能)を修得させ、多角的に真理を探究する力を育成します。
    ・さらに、専門科目(専門知識と専門技能)を修得後、専攻演習・卒業研究を通じて、問題解決を導く力を育成し、人々の生活の向上と人間社会の発展に貢献しようとする姿勢を身に付けさせます。
  2. 学修方法・学修過程
    ・教養教育や1・2年次の実践プロジェクト科目を通じて、幅広い知識を身に付け、色々な問題に対して適応して解決する力を育成します。
    ・実践プロジェクト科目や専門基礎科目および専門科目としての実験・実習を通じて、コミュニケーション力、協働力、課題発見力やリーダーシップを身に付けさせます。
    ・専攻演習・卒業研究を通じて、コミュニケーション力、協働力、課題発見力をさらに高め、また行動力や論理的思考力を身に付けさせます。
    ・卒業研究を通じて、そのテーマを追求すること、自己を管理することを身に付けさせます。
    ・卒業研究や実践プロジェクト科目での地域との連携を通じて、社会の一員として、社会の発展に積極的に関与できる力を付けさせます。
    ・卒業研究を通じて、その関連する分野の知識を自主的に学修し、研究課題の解決を図る力を付けさせます。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

本学科の教育目的に示した人材を育成するために、明確な目的意識と情熱を持ち、高等学校で履修した教科・科目について、基礎的な知識を有し、自分の考えを伝えられる日本語力、さまざまな課題に積極的に挑戦しようとする意欲、活動に積極的に取り組む姿勢、コミュニケーションを効果的に図り、相互理解に努めようとする態度を有する人を求めます。

  1. 知識・技能
    ・バイオ環境デザイン学科の研究教育分野に興味があり、化学・生物・自然科学を学ぶ意欲を持つ。
    ・バイオ環境デザイン学科の専門分野の知識や技術を修得できる基礎学力を持つ。
  2. 思考力・判断力・表現力
    ・自然環境やその現象に興味があり、それらを観察し、理解し、解明しようとする意欲を持つ。
  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
    ・地域連携など協働してプロジェクトを進めた経験がある。
    ・地域連携など協働するプロジェクトに参加する意欲を持つ。