京都学園大学

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Departmentバイオ環境デザイン学科

ランドスケープデザイン研究室(環境再生コース)

更新日:2015年12月4日(金)
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緑豊かな美しいランドスケープ(景観)の保全と創造に向け、理論(景観生態学)と技術(緑化工学)、環境デザインを研究しています。また、生物多様性保全や環境デザインの現場に貢献しつつ、樹木医・自然再生士も育てています。

研究内容

都市の自然林再生

  • 大阪万博記念公園「自立した森」
    01

    大阪万博記念公園の森は都市に大規模な「自立した森」と呼ばれる郷土の森を再生する壮大なプロジェクトです。生物多様性を維持する自然のメカニズム(大木が倒れて、多様な次世代が育つ)を応用した、日本で最初の都市公園での「パッチ状間伐」はじめ「順応的管理」のために、研究室あげて継続的に、その手法開発に取り組んでいます。

  • 復元型ビオトープ 梅小路公園「いのちの森」(京都)
    02都心で最初の復元型ビオトープ京都の梅小路公園「いのちの森」は計画段階から森本が関わり、学園大の研究室も生物多様性のモニタリングや啓発活動に参加し、「第10回京都環境賞」も受賞しました。このモニタリングで卒業論文を書いた学生は、いま京都市役所の「みどり政策推進室」で活躍しています。

雨庭の推進

  • 雨庭のモデル 京都学園大学太秦キャンパス
    03_生物多様性の危機と気候変動という、地球環境の危機に対して、みんなができる対応「雨庭」のデザイン開発と普及啓発に取り組んでいます。雨庭は氾濫原の都市化で失われた植物の生息を可能とするだけでなく、ヒートアイランドも緩和し、治水や利水など様々な機能を持つ、都市のグリーン・インフラストラクチャー(都市基盤)として期待されています。太秦キャンパスにそのモデルを作りました。
  • 京都駅ビル「緑水歩廊」
    04京都駅ビルには、ビルでもできる雨庭、水道水や商用電力を使わない「緑水歩廊」のデザインとマネジメントに研究室あげて取り組んでいます。その活動はラムサール条約のホームページにも琵琶湖淀川流域の「人工湿地」として紹介されたり、いくつか表彰も受けています。

先端リモートセンシング技術の応用

  • 鳥の目線で風景を読み解く
    05景観生態学(ランドスケープ・エコロジー)は鳥の目線で風景を読み解き、保全と利用に役立てます。天然記念物アユモドキも住む河川環境や天然記念物深泥池などをフィールドに、リモートセンシングや無人ヘリUAVなど先端技術を駆使しています。これまで、高価で広範囲向きの人工衛星や航空機ではできなかったこと、例えば高解像度の3次元モデルを使った植生の季節現象や成長量の評価法などの研究開発にも取り組んでいます。
  • 樹木医技術の革命を目指して
    06今後、地理情報システムや地上計測データも総合して、例えば社叢林の樹木景観管理シミュレーションなどを通して、樹木医技術の革命も目指したいと思っています。

学生による研究室紹介(百生 太亮:博士課程前期1回生)

消えゆく野生植物と「和の花プロジェクト」

  • 太秦キャンパスの雨庭
  • フジバカマ

私は、京都で絶滅の危機に瀕する植物の保全をテーマに実践的な研究をしています。京都には人々の身近なところにさまざまな野生の植物が生育しています。これらの植物には祭事や園芸植物として利用されるものも多く、京都の文化に深くかかわっています。しかし、これらの野生植物の多くは人々の生活様式の変化や近年急激に増加するシカの採食によって自生地の環境が悪化し、絶滅の危機に瀕しています。

これらの京都の野生植物を守るために、(公財)京都市都市緑化協会が中心となって「和の花プロジェクト」が行われています。この活動では(1)鉢植え栽培を主とした緊急避難的な植物の保全(育成・増殖)や(2)市民への普及啓発、(3)植物の栽培を通じた環境CSRの推進が実施されています。

このプロジェクトに研究室も協力しており、太秦キャンパスの「雨庭」も植物の栽培地として利用しています。自生地が危機の今、私はプロジェクトへの参与観察や生育環境評価などを通して、多様な「和の花」の「生息域外保全」の効果的な手法の開発に取り組んでいます。写真は太秦キャンパスの雨庭とフジバカマです。

教員紹介

丹羽 英之

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森本 幸裕

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