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山本淳子教授の新著「枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い (朝日選書)」が出版されました

更新日:2017年4月17日(月)
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人文学部山本淳子教授の新著「枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い」が、このほど朝日選書より出版されました。みなさまぜひ書店等でお手に取ってご覧になってください。

著者のことば

この度、朝日新聞出版より『枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い』を出版いたしました。
『枕草子』といえば、「春はあけぼの」を学校の授業で暗唱したという方が、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。また、その時の印象から、『枕草子』は平安時代の美しい花鳥風月を描いたエッセイであるとお考えの方も、多いでしょう。
が、『枕草子』は教科書に載っている章段だけではありません。また、現在の国文学研究者たちは、教科書が説明するよりも、より深くより広く、この作品の研究を進めています。
本書は、そうした最新の研究成果の上に立ち、全く新しい『枕草子』をご紹介しようと、著しました。『枕草子』誕生の裏にあった、作者清少納言の仕えるきさき・定子の悲劇。健気にも、定子に一身に仕え続ける清少納言。『枕草子』は、定子が生きている間は定子の心を慰め、定子の死後はその魂を慰めるために 清少納言が書き続けた作品だった、そう私は考えています。
定子の実家に入れ替わって権力を得たのが、藤原道長です。では彼は、定子の死後、美しかった定子や、その素晴らしかった文化を思い出させる『枕草子』を、目障りだと思わなかったのでしょうか。なぜ彼は、この作品を握りつぶさなかったのでしょうか。本書ではその謎解きにも挑戦しました。
平安びとの心に皆様の心を重ねて、どうぞお読みください。きっと、より豊かな『枕草子』の世界が見えてくることでしょう。

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