京都学園大学

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経済学研究科修士論文テーマ報告会が開催されました

更新日:2017年6月15日(木)
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 平成29年6月14日(水)太秦キャンパスN305教室にて、経済学研究科所属の大学院2回生4名による修士論文のテーマ報告が行われました。

 

 第1報告の秦明明氏のテーマは「アヘン戦争後の中国における生糸の生産と貿易」であり、19世紀から20世紀前半に作成された多数の一次史料を収集・活用し、また中国語文献からの情報も整理しながら、当時の国際貿易の枠組みと中国の生糸の生産の関係を捉えようとする経済史研究の取り組みが報告されました。

 第2報告の李智氏のテーマは「日本のバブルと金融危機についての研究」であり、日本のバブル発生から1991年のバブル崩壊とその後の長期不況までの過程を概観し、特に日銀の金融政策の変遷を辿ることでその影響の大きさと功罪を確認しようとする研究概要が報告されました。

 第3報告の倉橋由佳氏は「役員給与課税に関する一考察-事前確定届出給与制度を中心として-」という税法領域での研究テーマで、役員給与課税に関して、事前確定届出給与の支給額変更に伴う損金算入について争われた判例研究を中心に報告されました。

 第4報告の吉本健太郎氏も税法領域での研究テーマであり、「我が国における租税回避に対する一般的否認規定の導入についての一考察」と題し、日本IBMや武富士など日本の裁判で争われた租税回避の判例を整理し、今後の税制改正の一つの選択肢として一般的否認規定の導入の可能性についての研究が報告されました。

 

 質疑応答の時間には、それぞれの報告に対して参加した教員から多くの質問が出されただけでなく、修士論文の完成度を高めるために求められる今後の取り組みの方向性など有益なコメントが多数出され、4人の報告者には大変に生産的な時間となりました。最後に、次回10月開催予定の「修士論文中間報告会」に向けて今回の報告会で頂いたコメント等を活かし修士論文の完成度を高める取り組みを継続して欲しいと締め括り閉会となりました。