京都学園大学

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Interview(s)京都学園大学の人

人文学部

更新日:2016年3月28日(月)
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学部・学科の魅力 教員からのメッセージ

人文学部

「人」と「心」にアプローチする2学科。

不治といわれる病いを治すために多くの人が努力を重ねて医学の進歩を導く一方で、今日も世界のどこかで戦争が行われ、人が人を殺めている…。人間は矛盾に満ちた生き物であり、謎を秘めています。そのような「人」を、深く探求したいと願う心が人文学の出発点です。
人文学部では、そうした人文学における歴史学や心理学についての専門知識、また幅広い文化的教養を身につけられる教育を行っています。開設しているのは、歴史文化学科と心理学科の2学科。京都太秦キャンパスにある歴史文化学科には「歴史学コース」「民俗学コース」「京都文化コース」の3コースを設け、日本文化の発信拠点といえる京都の中心地で歴史と文化を深く学んでいくことができます。源氏物語などの文学作品や祇園祭などの年中行事はもちろん、「妖怪」といったユニークなテーマについても専門的に学べるカリキュラムが特色です。
また、京都亀岡キャンパスにある心理学科には「心理学コース」「臨床心理学コース」「社会コミュニケーションコース」の3コースを設置。対人援助や社会に関わる知識と技術を修得できる教育を行っています。キャンパスには実験を行う施設・設備も充実。人の心や行動を科学的にとらえ、福祉の現場はもとよりビジネスなどにも役立つ心理学を学ぶことができます。

践を通して「人」に働きかける力を養う。

2学科のカリキュラムに共通する特色としてあげられるのは「実践主義」である点です。フィールドワークや実験などの「人」と関わる実践機会を豊富に設け、学生同士、教員や地域の住民の方々など多様なコミュニケーションを通して学んでいけるようにしています。そのなかで身につけられるコミュニケーション能力や行動力、また「人」に働きかける力は、実社会でも大いに役立つでしょう。
また、文献や史料を読み解き、実験や調査を行って問題の背景を考え、研究対象となる現地に赴いてさまざまな価値観を知り、論拠をあげて理論を組み立てるという学びは、人文学ならではの醍醐味であり、そこで身につく力はさまざまな職場でも高く評価されるものと考えています。
「人文学部は就職に不利なんじゃないか」と心配する受験生がおられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。あらゆる仕事は人と人とのつながりのなかで発展するものであり、むしろ人文学の学びを通して学べることは確かな強みになるといえるでしょう。人間や社会を深く洞察し、世界を取り巻くさまざまな課題の解決をめざして行動できる人へと成長してほしいと願っています。

欲ある学生たちを私たちが全力でサポート。

自らの心のなかにある関心に素直になって、人文学部の学びに飛び込んできてください。例えば、私が専門としている臨床心理学の立場からすると、自分のまわりにいる「心に悩みや苦しみを抱えた人」に対して、「私に援助できることはなんだろうか」「少しでも苦しみを軽減させてあげたい」という思いなどが出発点になるケースも多いと思います。そのときは適切な対応ができなかったこともあるでしょうが、臨床心理学の理論や技術を幅広く学ぶなかで「あのとき、こんなふうに援助できたらよかったんだ」と振り返ることが、社会で活かせる対人援助技術を身につけることにつながっていくと思います。
意欲ある学生たちを大きな成長に導きたいと願うのは、私たち教員の共通の思いです。私は京都学園大学に赴任するまでの23年間、大きな総合病院で臨床心理士として働いてきましたが、そこでの経験を授業に取り入れて講義するように努めています。医療・保健領域は臨床心理士が活躍する一番大きな現場ですが、その臨床現場の感覚を学生たちに伝えたいと考えています。ほかにも人文学部には、例えば源氏物語の研究の第一人者や、児童福祉の専門教員など、さまざまな領域の第一線で活躍してきた教員が数多くいます。そうした教員たちが全力でみなさんをサポートしますので、安心して入学してください。

久保 克彦教授

(Profile)
研究テーマは「糖尿病の心理・社会的研究とその臨床応用」「高齢者への健康教育」。「臨床心理学」や「医療心理学」などの講義を担当。総合病院での心理臨床経験が長い。