京都学園大学

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International留学・国際交流

2016年度 引率教員レポート

更新日:2017年4月6日(木)
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2016年度ドイツ海外短期研修 引率教員(健康医療学部 熊谷知実先生)によるレポート

(写真はクリックで大きくなります)

01. 空港_DxO

空港

1.第2回目のドイツ研修がスタート
2016年度ドイツ海外短期研修がスタートしました。ドイツ南部バイエルン州レーゲンスブルク市の語学学校で、本学の8名の学生がドイツ語を2週間学びます。ドイツ語の授業以外にも、市民の日本語の授業にゲスト参加したり、病院の施設見学をしたり、様々な形で日独文化交流を試みます。
ホテル

ホテル

2.移動とホテル
関西国際空港から中継地ヘルシンキまでのフライトは約10時間。乗り換えて約2時間半でミュンヘン国際空港に到着です。日本との時差は8時間あります。ホテルに到着したのは夜の8時ですが、日本では朝の4時に相当するのですから、眠いのは当然ですね。この晩はミュンヘン駅前のホテルに一泊して、明日の活動開始に備えます。
03. 宮殿_DxO

宮殿

 

3.ドイツでの活動初日
ミュンヘン市内を観光しながら、乗車券の買い方や地下鉄の乗り方を学びます。午前中はバイエルン王家の王宮レジデンツを2時間見学。お昼には本場のビアホールに入って、ドイツ式の昼食を初体験しました。全員のお腹が落ち着いたところで、さあ、いよいよ研修予定地レーゲンスブルクに向けて移動開始です。
アパート

アパート

4.アパート
ミュンヘンから北東に電車で1時間半移動して、世界遺産の町レーゲンスブルクに到着しました。今回本学の学生が居住するアパートは、中央駅傍にある築百年以上の歴史建造物。ここで2週間ルームシェアをしながら、「この町に住む住民のように、ドイツの生活を体験」します。

ルームシェア

ルームシェア

5.ルームシェア
食生活に必要な食器類はすべてキッチンにそろっています。ルームメートと相談しながら、到着してすぐに翌朝の朝食の買い出しにでかけました。近所のスーパーには、数週間の滞在では食べきれないくらいたくさんソーセージの種類があります。何から試していくべきか、綿密な計画が必要です。
語学学校

語学学校

6.語学学校の授業
語学学校ホリツォンテは、中央駅から20分ほど歩いた旧市街の中心部にあります。今回の研修参加者8名は1クラスにまとまって、平日午前中2時間の会話コースを受講しました。担任の先生はドイツ語しか話しません。学校行事の伝達事項も、宿題の指示も、すべてドイツ語だけ。学生たちも最初は戸惑っていましたが、ドイツ語で自分の意志を伝えることに少しずつ慣れていきました。
サッカー

サッカー

7.語学学校のサッカー試合
語学学校ホリツォンテには、ドイツ語を学ぶために世界中から若者が集まってきています。午後の自由時間には、様々な交流プログラムが用意されていました。今回の研修では、サッカーの国際交流試合にチャレンジする学生もいました。「参加者の技術レベルはバラバラだった」とか。広大なサッカー専用グラウンドが、外国人の草サッカーチームに半日開放されることには驚かされました。
市民大学

市民大学

8.市民大学(VHS)の授業
語学学校だけにとどまらず、「ドイツ人と交流する」ことに重点をおいた本学のドイツ研修。市民大学の授業見学にも、たびたび赴きました。市民大学とは、夜間開講の成人向け語学教室のこと。仕事を終えた市民が集まって、日本語の学習に真剣に取り組んでいます。地元社会人との交流は、研修に参加した学生たちに大きな刺激を与えました。
ギムナジウム

ギムナジウム

9.ギムナジウム(中高一貫校)の授業
ギムナジウムでも授業見学をしました。パートナーを10分ごとにチェンジしながら、ドイツ語や日本語で会話する練習を繰り返します。そのかたわらで、浴衣着付け班は男女の担当役に別れて、ドイツの生徒1人1人に日本から持参した浴衣を着つけていきました。着付け中の説明も、もちろんドイツ語でがんばりました。
浴衣争奪戦

浴衣争奪戦

10.浴衣の着付けと争奪戦
「今日は浴衣の着付け体験ができます」と発表したとき、ギムナジウムの日本語クラスは興奮のるつぼと化しました。全員の着付けが終わったあと、「ゲーム勝者にこの浴衣をプレゼントします」と発表すると、今度はそれが絶叫に変わりました。写真は、白熱した「あっち向いてホイ」勝ち抜き大会の様子。ドイツ人にとって、このゲームはなかなかタイミングが難しいようですね。
病院見学

病院見学

11.レーゲンスブルク地域病院(medbo)の見学
本研修には、看護学科の1回生5名が参加していました。今回彼女たちには、レーゲンスブルク大学医学部と連携しているレーゲンスブルク地域病院内の見学が特別に許可されたのです。病院側の考案したプランに従って、本学の看護学生は認知神経リハビリテーション科を訪問しました。病棟を案内してくれたのは、看護師長のドライリンク氏。あらゆるレベルのリハビリ施設を、丁寧な説明でくまなく紹介してくれました。
看護学校見学

看護学校見学

12.病院附属看護学校の見学
病院見学プランには、附属看護学校の見学も含まれていました。看護学生の案内で講義室や演習室をまわり、授業で使用されている様々な設備を見学しました。日本とはあまりにも勝手が違って、本学の学生にとっては驚きの連続だったようです。
看護学生との交流

看護学生との交流

13.看護学生同士の交流
病院見学プランには、ドイツの看護学生と質疑応答を交わす交流時間がありました。授業で使用する教科書を見せてもらったり、日本とドイツの看護学校の違いを語り合ったり、ここで本学の看護学生はとても有意義な時間を過ごしました。
食事会

食事会

14.ドイツ人との食事会
ドイツの社会人とは、日本語の授業見学のあとに何度かお食事に出かけました。地元のおいしいレストランでドイツ料理を楽しみながら、日独文化交流を果たしました。教室では話せなかった話題でも、お酒が入ると簡単に話せてしまうようです。ちなみにドイツの飲酒解禁年齢は16歳です。
食事会

食事

15.ドイツ料理
ドイツの食事は、学生たちにとって毎日の楽しみのひとつ。巨大カツのシュニッツェルは特に人気のメニューです。この有名レストランでは、なんと全員がシュニッツェルを注文しました。厨房の奥からは、肉を叩いて薄く延ばす音がいつまでも鳴り響いていました。なんといってもこのボリュームです。食べきれなかった分はお持ち帰りとなり、翌日の朝食となりました。
少年合唱団

少年合唱団

16.大聖堂と少年合唱団
レーゲンスブルクの聖ペーター大聖堂では、毎週日曜10時にミサが行われます。そのとき世界最古の少年合唱団のひとつ「ドームシュパッツェン(大聖堂の雀たち)」が聖歌を合唱するのです。その美声を堪能しようと、信者が世界中から日曜のレーゲンスブルクに集まります。学生たちも週末は町に留まって、厳粛なカトリックのミサを体験をしました。
カルミュンツ

カルミュンツ

17.カルミュンツ
レーゲンスブルクからバスで北に50分走ったところにある小さな芸術家の村カルミュンツ。ナープ川とカルミュンツ古城跡を仰ぐ岩肌の狭間に、色鮮やかな美しい家々が建ち並んでいます。20世紀初頭、この豊かな自然環境に惹かれて芸術家集団が逗留。画家のカンディンスキーも滞在して、風景画を描き残しました。今回学生たちは山上の古城跡まで登り、美しい村の全景を存分に堪能しました。
パッサウ

パッサウ

18.パッサウ
レーゲンスブルクから電車で南東に1時間半走れば、パッサウの町です。パッサウは、ドナウ川、イン川、イルツ川の合流地点にある国境の町。この川の向こうは、もうオーストリアです。学生たちはこじんまりとまとまった美しい古い町並を歩きながら、お土産のショッピングを心ゆくまで楽しみました。世界最大のパイプオルガンがある聖シュテファン大聖堂は必見です。
ニュルンベルク

ニュルンベルク

19.ニュルンベルク
レーゲンスブルクから電車で北西に1時間走れば、ニュルンベルクの町です。第二次大戦で破滅的被害を被りましたが、中世の面影をほぼ完璧に再現して生まれ変わっています。クリスマスマーケットで有名な中央広場を通りぬけ、丘の上にある神聖ローマ皇帝の居城カイザーブルクまで登って、学生たちは街並の壮大な眺望を堪能しました。
ネルトリンゲン

ネルトリンゲン

20. ネルトリンゲン
ネルトリンゲンは、漫画「進撃の巨人」のモデルと言われる円形城壁に囲まれた町。レーゲンスブルクからは、電車で3時間近くかかります。それでもこの作品に思い入れがある学生にとって、ここは聖地。城壁の回廊を歩いて町の内外を見まわり、町の中央にそびえたつ教会ダニエルの90mの塔のてっぺんにまで登りました。移動時間が長いぶんだけ、達成感の得られた遠足でした。
ノイシュヴァンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城

21.ノイシュヴァンシュタイン城
週末には語学学校の授業がありません。丸1日かけて自由な遠出ができる日です。本学の学生はネルトリンゲン、サッカー観戦、城見学の3班に分かれて、計画的な遠出を楽しみました。もっとも遠くまで足を延ばしたのが、このノイシュヴァンシュタイン城見学班です。ミュンヘンからバスツアーに合流し、1日がかりでドイツ南部国境付近まで往復して来ました。好天に恵まれ、すばらしいアルプスの山歩きが堪能できたようです。
お世話になりました

お世話になりました

22.2週間のドイツ研修を終えて
今春のドイツ研修は温暖な気候に恵まれました。参加者に風邪が蔓延することなく、2週間の研修は無事終了しました。ドイツ人との交流、病院見学、市外への遠足と、事前に準備していた計画はすべて遂行できました。4週間に渡る「レーゲンスブルク勉強会」で、様々な旅行プランを綿密に練ったうえで、研修本番に臨んだおかげです。「濃厚な2週間だった」と評価していいでしょう。今回の研修体験が、今後の学生生活や社会生活にプラスとなる影響を与えることを願ってやみません。
関連リンク

◆ レーゲンスブルク地域病院の訪問時に、広報課の取材を受けました
病院の取材記事「日本の看護学生5人が当院を訪問」

本学の紹介記事(日本語訳)

 

◆ 本年度の研修参加者の所感について
ドイツ海外短期研修を実施しました(2017.3.22)

 

◆ 昨年度の第1回ドイツ研修について
2015年度引率教員レポート