京都学園大学

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International留学・国際交流

2017年度 引率教員レポート

更新日:2018年3月31日(土)
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2017年度ドイツ海外短期研修 引率教員(健康医療学部 熊谷知実先生)によるレポート

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1.第3回目のドイツ研修がスタート:「行ってきます」
ドイツ南部バイエルン州レーゲンスブルク市の語学学校に、本学の14名の学生がドイツ語を学びに行ってきます。活動は語学学校にとどまらず、各種施設を見学したり、スポーツに参加したり、ドイツ人と食事に行ったり、「日独交流をたっぷりと2週間満喫」する予定です。

 

2.ミュンヘンのホテルにチェックイン:「白ソーセージがおいしい」
関西空港からフランクフルトを経由して、学生たちはミュンヘン空港に降りたちました。移動時間は約17時間。中央駅前のホテルにチェックインしたとき、時刻は21時をまわっていました。ホテルでゆっくり休んだ翌朝は、ドイツ式朝食バイキングで1日がスタートです。
3.ミュンヘン市内観光:「地下鉄でレジデンツへ行こう」
本研修の特色は、自由行動が多いこと。そのため初日は、ミュンヘン市内観光を兼ねて、切符の買い方や電車の乗り方を学びます。午前中は地下鉄でバイエルン王家の王宮レジデンツに向かい、絢爛豪華な宮殿を見学しました。そして午後はいよいよ研修予定地に向けて、電車で移動開始です。
4.レーゲンスブルクのアパート:「どんなところに住むのかな」
学生が2週間滞在するのは、世界遺産の町レーゲンスブルク。中世の町並がそのまま残った、ドイツ南部の風情ある小都市です。この町で男子8名女子6名、合計14名の学生はアパートを2軒ずつ借りて、ルームシェアをしました。まずはスーツケースを引きずって、それぞれのアパートに移動しましょう。
5.初めてのルームシェア:「京都のアパートより落ち着く」
アパートには、寝室とキッチン、バスルームがついています。寝室は1人用と2人用があり、いずれも十分な広さでした。他のフロアでは、地元住民が日常生活を営んでいます。地元住民同様に、学生たちはスーパーに買出しに出かけ、自炊生活を行いました。ドイツのゴミだしルールも覚えなければいけません。
6.語学学校の授業がスタート:「全部ドイツ語…」
語学学校ホリツォンテは、旧市街の中心部にあります。アパートからは徒歩15分の距離です。ここで京都学園大生はほぼ1つのクラスにまとまり、平日午前の授業に参加しました。(上位クラスで学んだ学生もいました)担任の先生も、事務員さんも、廊下ですれ違う若者たちも、みなドイツ語しか話しません。学生たちは最初は戸惑いましたが、次第にドイツ語の意思伝達に慣れていきました。
7.ギムナジウムで日本語の授業に参加:「通じるかな」
本研修では、地元ドイツ人と触れあう機会をたくさん設けています。学生たちは放課後になると、「日本語を学ぶドイツ人のクラス」へ足を運びました。中高一貫校ギムナジウムでは、日本のアニメやポップカルチャーに関心を持つ少年少女が、熱心に日本語を学んでいました。
8.着付け体験:「浴衣の着心地はいかが」
恒例となったギムナジウムの浴衣の着付けサービス。今年は男子学生も着付けにチャレンジしました。初めての異国の民族衣装体験に、ドイツ人少年も興奮を抑えきれません。クラス全員に着付けを終えたあとは「あっち向いてホイ勝ち抜き戦」をして、優勝者に浴衣がプレゼントされることになりました。男子部門の優勝者は、この少年だったんです。
9.市民大学で日本語の授業に参加:「慣れてきたかな」
市民大学では、仕事を終えた市民が集まって、日本語の学習に取り組んでいます。この授業に毎晩のように参加して、学生たちは会話練習を積み重ねました。最初はぎこちなかったのですが、次第に円滑にコミュニケーションができるようになり、それが自信へとつながっていきました。
10.レーゲンスブルク地域病院の見学:「これがドイツの医療現場」
8名の看護学生が病院見学を行いました。神経リハビリ科では、入院患者の病状に合わせて四段階のリハビリ部門を設け、社会復帰に至るまでの手厚いサポートを行っています。病院案内をしてくれた現役看護師バイエさんの職業意識の高さに、参加学生は強い刺激を受けました。
11.病院附属看護学校の見学:「日本とは違った」
8名の看護学生は附属看護学校を訪問して、授業見学を行いました。演習室に入ると、ドイツ人学生は「ベッドから車椅子への移乗」を学んでいるところでした。「日本の方法と違う」ことに学生は気づき、現場の先生に特別許可をもらって、日本式の移乗方法を実演しました。さて、ドイツの看護学生の目には、どのように映ったのでしょうか。
12.看護学生同士の交流:「外国の看護師はどうなんだろう」
ドイツの看護学生と、交流の時間を持つことができました。ドイツ人学生は日本の看護師の職業意識、地位などについて関心が高く、会議室に集まった1学年28名からは、数多くの質問が矢継ぎ早に寄せられました。
13.動物保護施設の見学:「幸福な出会いを願って」
学生たちは郊外の動物保護施設を訪問、犬や猫、ハムスター等の飼育状況を観察して、動物たちとふれあい、少しばかりの寄付をしてきました。ドイツのペットショップでは、動物の生体が販売されていません。ペットとの出会いを求める人間は、動物保護施設に赴きます。このような民間の動物保護施設はドイツ国内に500以上あり、すべてが市民の寄付で運営されています。
14.バドミントンの練習に参加:「すごいパワー、でも負けない」
バドミントン部の学生が、地元バドミントン同好会の練習に参加して汗を流しました。対戦相手は体が大きいので、大迫力のゲーム運びでしたが、本人曰く「日本とは全然違って、それがまた楽しかった」そうです。
15.サッカークラブの練習に参加:「ガチの練習だった」
男性有志7名が、地元サッカークラブDJK-Regensburgの練習に参加しました。基礎体力を養う練習が大半を占め、ボールを使う練習後半ではへとへとになりました。でもドイツの市民クラブチームがどのような練習をしているのか知ることができたのは、貴重な経験です。練習終了後、監督には「うまい子がいるね」と誉められました。
16.ドイツ人との食事会:「いちばん楽しかった。コミュ力がついた」
日本語の授業見学のあと、社会人と夕食を共にする機会が何度かありました。ドイツの飲酒年齢は16歳から。学生たちはおいしい地ビールとドイツ料理に舌鼓を打ちながら、教室では話せなかったプライベートな話題に興じました。この食事会を通じて、子供から大人まで、幅広い年代のドイツ人と知り合いになれたのは貴重な経験でした。
17.サッカー観戦:「広いアリーナの一体感、サイコー!」
サッカーファンは、ブンデスリーガ王者バイエルン・ミュンヘンの公式試合観戦をしました。7万5千人の観客を収容するアリアンツアレーナ周辺は、ゲームが始まる前からお祭り騒ぎ。この日の対戦相手はハンブルクSVで、日本人選手がキャプテンとして活躍するチームでしたから、学生たちの喜びもひとしおでした。
18.インゴルシュタット訪問:「博物館がいっぱい、時間が足りない」
魅力ある博物館が数多く点在するインゴルシュタット。学生は3つの班に分かれて博物館をまわりました。戦争好きは戦争関連博物館(3つ)、車好きはアウディ博物館、そして看護学生は医学史博物館です。インゴルシュタット大医学部の解剖室だった医学史博物館は、怪奇小説「フランケンシュタイン」で博士が実験に利用した場所なのだそうです。
19.ニュルンベルク訪問:「美しい町の外に、負の歴史あり」
戦災から復興した美しい町並が広がるニュルンベルク。しかし路面電車で郊外に出ると、ナチス時代の痕跡が生々しく残っています。学生は「ナチス文書センター」でナチスの歴史を映像や写真で学んだあと、ナチス党大会会場跡に移動して、かつてヒトラーが演説をした檀上に立ちました。
20.ダッハウ強制収容所訪問:「言葉を失った3時間」
ミュンヘン郊外に、ドイツ最古の強制収容所のひとつダッハウ強制収容所跡があります。「労働すれば自由になる」の扉をくぐると、かつて36棟の収容棟が並んでいた広大な敷地が広がっていました。有刺鉄線と監視塔に囲まれた敷地内で、学生たちは管理棟(資料館)、収容棟、焼却場、各宗派の教会をゆっくり歩いて見学しました。涙を流しながら歩く見学者の姿が印象に残りました。
21.カルミュンツ訪問:「自然に囲まれた、美しい芸術家の町」
20世紀初頭、カンディスキーをはじめとした芸術家集団が逗留して、数々の風景画を残したカルミュンツ。「芸術家の町」として、今でも様々な文化芸術イベントが開催されています。山上の古城跡から町を見下ろすと、絵のような絶景が眼下に広がっていました。
22.ビュルツブルク訪問:「ドイツワインの歴史に触れる」
フランケンワインの生産地ヴュルツブルクで、歴史的な巨大樽が並ぶワイン醸造所見学ツアーに、バイオ環境学部の学生が参加しました。蝋燭の炎が揺れる地下室の独特な雰囲気の中、ガイドの説明を聞きながら、良質なフランケンワインの試飲を楽しみました。
23.ヴァルハラ神殿へサイクリング:「ドナウの眺めがすばらしい」
ドナウ川沿いに東へ12キロ進むと、丘の上にヴァルハラ神殿が見えてきます。19世紀前半のバイエルン国王ルードヴィヒ1世が、当時のドイツ系著名人の彫像をこの神殿に奉納させました。今年は男子学生2名が自転車でチャレンジ、無事走破しました。
24. ネルトリンゲン訪問:「この城壁は、まさに進撃の巨人」
円形城壁に囲まれたネルトリンゲンは、漫画「進撃の巨人」のモデルの町と言われています。レーゲンスブルクからは電車で片道3時間かかりますが、作品ファンにとってはまさに聖地。学生たちは週末を利用して、1日がかりで訪問しました。
25.ノイシュヴァンシュタイン城訪問:「やっぱり人気観光スポット」
19世紀後半にバイエルン国王ルードヴィヒ2世が建立したノイシュヴァンシュタイン城には、世界各国から観光客が訪れます。アルプス山麓にあって交通が不便なので、学生たちはミュンヘン駅前発のバスツアーで参加しました。今季は絶景撮影ポイントのマリエン橋が修理中で、ちょっと残念だったとか。
26.突然の降雪で帰国延期:「ずっと順調だったのに、最後に…」
盛りだくさんのプランを順調にこなし、帰国しようとした研修班。ところが最終日に大雪にみまわれ、搭乗便が欠航となったのです。その日は空港近くのホテルに延泊し、北京経由で翌日なんとか帰国を果たしました。さらに関西空港に着くと、全員がロストバゲージというおまけハプニング付です。
27.ドイツ研修を終えて:「交流で世界が広がった」
今年のドイツ研修班は、全員が好奇心旺盛で、コミュニケーション上手。日本で念入りな事前準備をしたうえで、ドイツの本番に臨みました。「いろんなことにチャレンジし、心残りなく成し遂げてきた班」といえるでしょう。帰国のハプニングも含めて、話題満載のドイツ研修でした。ドイツでの国際交流体験は、きっと学生たちの自信となったはず。今後の大学生活においても、様々な領域でチャレンジを続けてほしいものです。

関連リンク

◆ 本年度研修参加者のコメント
  ドイツ海外短期研修が終了しました(2018.3.28)


◆ 第1回ドイツ研修(2015年度引率教員レポート)

 
◆ 第2回ドイツ研修(2016年度引率教員レポート)