京都学園大学

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2018年春、改革のバトンがつながる。

2018年春、京都学園大学はさらなる飛躍の時期を迎えます。本学を運営する学校法人京都学園の理事長が交代します。変革の口火を切ったフロントランナーである田辺親男・現理事長から、革新を完遂させるグローバルイノベーターである永守重信氏へ。変革のバトンがつながるとき、京都学園大学の学びの可能性はさらに広がります。

Surprise the world. さあ、世界を驚かせよう!

「最先端の技術人材を育成する大学をつくりたいと15年ほど前から考えていた」と、永守重信氏は語ります。
永守氏といえば、京都市に本社を置く世界No.1の総合モーターメーカー・日本電産の創業者であり
今もその舵を取る、日本が世界に誇るカリスマ経営者です。
工学部設置の中期ビジョンを描いていた学校法人京都学園の理事長・田辺親男氏が、
「自分の後継を託せるのは、永守氏以外にはいない」と、日本電産の応接室を訪れたのが2016年12月。
当初、15分間の予定だった会談は1時間半に及びました。

「大学で4年間ないし大学院を含む6年間、専門性の高い学問を修めたはずの学生が
社会に出て即戦力として機能しないのはなぜか」。現状の大学に対する厳しい見解が
永守氏の口から発せられましたが、田辺氏は「理事長を引き受けていただけると確信した」。
田辺氏の直感通り、永守氏は「経営者として常々問題だと考えていたことを解決できるときがきた。
技術人材を育成するという夢の実現に向けて、願ってもないチャンス」と決断。
3カ月後の3月30日、京都学園と永守氏は、2018年3月以降に永守氏が理事長となり、
2020年4月に工学部・大学院工学研究科を設置する構想について基本合意しました。

ここからはじまる変革の内容を4つのキーワードから紐解いていきます。

 永守氏は、京都太秦キャンパスと京都亀岡キャンパスの双方で教育研究設備を拡充し、現在すでにある4学部10学科の学びもさらに充実させる方針です。たとえば経済経営学部なら、若くして中小企業の経営、管理職を任されるマネジメント能力を磨けるようにします。また、学部に関係なく全学生が、世界中の人々と仕事ができる英語力を高めていきます。
 これら即戦力を大学生活で身につけられるカリキュラムをつくり、世の中が必要としている人材を育てます。「大学院経営学研究科にMBAプログラムをつくり、私が理事長兼教授としてベンチャービジネス論の授業をやることも1案だ」(永守氏)。

 現在構想している工学部・大学院工学研究科※の設置にかかる工学部棟や学生寮の建設費100億円などは、永守氏個人の資産による寄付金で賄われます。
 具体的な内容はまだ先になりますが、工学部にモータ学科とロボット学科の2学科を設置する案が挙がっています。入学定員は2学科合わせて最大200名。入学者の半数程度は東南アジアなど海外からの留学生を想定しており、留学生や優秀な学生には奨学金を用意する方針です。大学院工学研究科も設置する予定で、入学定員は最大100名を計画。「世界41カ国で働く日本電産の社員が、この大学院で学ぶ日が来るかもしれない」と、永守氏は希望を語ります。
 近い将来において、日本が再び世界をリードし、その輝きを取り戻すために必要なもの。それは、優れた技術を生み出す人材です。かつての“テレビ・洗濯機・冷蔵庫”のように、これからの社会を豊かにするのが“電気自動車・ロボット・ドローン“。これらの急速に膨らみつつある社会のニーズに対応できるような、「実践的技術の基礎を習得した人材を供給する仕組みは、既存の国内大学の工学部にはないように思う」(永守氏)。
 世の中の変化に順応し、マーケットの要望に応じて、他社にはつくることができない新しい製品を生み出してきたからこそ、日本電産の今があります。大学も同じ。京都学園大学は、世界中どこの国でも即戦力として通用する人材を育てるインキュベーターとなります。そこには日本電産はもとより、世界各国の企業が最高の人材を求めてやってくるようになるでしょう。

※設置構想中のため、学部の名称や内容は変更になる場合があります。

 世界中から集めるのは、学生だけではありません。優秀な研究者を教員として招聘するため、研究環境の整備も必要です。ここにも投資は惜しみません。 「日本文化のふるさとともいわれる京都は、同時に、元々トンがった人物や企業を多く生み出してきたところでもある。海外からもこぞって人が集まる京都という地に大学があるというポテンシャルを活かせば、京都学園大学はこれから、“世界に伍する大学”になれる」と田辺氏。

 「充実した研究設備と潤沢な研究費があり、海外の人々が憧れる京都の大学となれば世界中から優秀な教員を集められる」と永守氏も自信をのぞかせます。2014年に設立した永守財団を通じて研究助成してきた、国内外のモータ、アクチュエーター、発電機関連の研究者の協力を仰ぐこともできるでしょう。
 海外から優秀な学生、教員が集まれば、日本の学生も自然と英語を話す環境がつくられていきます。グローバルに活躍するために必要な能力も、自然と身につけることができます。

 現在、私立大学が置かれている状況は厳しいといえます。全国約600校のうち、約4割が定員割れの状態。実践的な学びの場として伝統を紡いできた京都学園大学も、現理事長の田辺氏が就任した2012年時点では、定員割れが続いていました。
 田辺氏は苦境を何とか打破しようと、2015年4月、京都府亀岡市のキャンパスに加え、京都市内にもキャンパスを創設。同時に、時代のニーズに即した健康医療学部を設置しました。
 田辺氏が積極的に推し進めた大学変革は功を奏し、募集人員の6倍以上の志願者を集める看護学科を筆頭に、3学科で構成される健康医療学部は人気の学部となりました。学校全体で見ても、志願者入学者ともに大きく増加。状況は一気に好転しました。この変革のバトンを受けた新理事長・永守氏によって、2018年、京都学園大学は新たに生まれ変わります。

 「今後、国内の18歳人口が減少する環境になっても、数多くの世界シェアNo.1製品を生み出してきた永守氏なら、世界を視野に入れたさらなる変革が期待できる」(田辺氏)。この言葉に永守氏は、「夢は大きく、世界の大学ランキングで上位をめざすことだ」と自信を見せます。事実、永守氏は大きな夢を現実のものとした実績があります。1973年に資本金20万円、4人で日本電産を立ち上げ、今や時価総額3兆円強。日本が世界に誇る企業に成長させました。
 2019年、創立50年の節目の年を迎える京都学園大学。次の50年に向けて、工学部・大学院工学研究科※の設置は、“世界に伍する大学”を実現するためへの第一歩となります。「日本の既存の大学が成しえていない教育、人材育成の場へ、京都学園大学は嵐のごとく変わっていく」(永守氏)。

※設置構想中のため、学部の名称や内容は変更になる場合があります。

 大学進学をめざす君たちは今、夢を実現させる道のスタート地点にいます。これからの長い道のりの中で大学合格は、1つの通過点に過ぎません。ただ、人生は“あみだくじ”のようなもの。1本、道が違うだけで結果が大きく変わってくることがあります。
 私は工業高校を卒業後、職業訓練大学校(現:職業能力開発総合大学校)電気科を主席で卒業しました。日本電産の創業時のメンバー4人は、この職業訓練大学校の寮生仲間でした。もし別の大学に通っていたら、日本電産創業者としての人生ではなく、一企業の勤め人として今頃は退職していたかもしれません。何が功を奏するかはわからないものです。
 大学生活を経て、それぞれがやりがいを持って働ける場所へ送り出すのが、新理事長になる私の務めであり、新しい夢。社会に出て何をしたらいいのかわからないという学生に、世の中が何を求めているのか、現場感を持って伝えていきます。

 「世の中に今は無いが、将来必ず必要とされるものを先回りして生み出す」こと。この思いで私は、ゼロから立ち上げた日本電産を、世界No.1の総合モーターメーカーに育て上げました。会社も大学も経営という点では同じだと私は考えています。京都学園大学を「世の中から最も必要とされる大学」へと劇的に変身させます。
 10年後、日本中、世界中の学生が入りたい大学として名前を挙げ、世界の企業から引く手あまたの人材の宝庫となるでしょう。そして、この京都学園大学が母校で良かったと君たちが真から誇りに思う学び舎にしていきます。君たちは大学が誇る卒業生として、それぞれのフィールドで大きく羽ばたいているはずです。2018年4月、新生・京都学園大学で、共に夢の実現への第一歩を踏み出しましょう。

 2018年の永守氏の理事長就任、2019年の大学創立50周年、そして2020年を見据えた工学部・大学院工学研究科の設置(構想中)。これから本学は、めまぐるしいほどの速さで、力強く変革を続けていきます。学長として私がめざしているのは、「教育モデルの変革」です。教養を身につけ、専門の基礎を学び、専門に進む、というのが大学の教育モデルですが、それだけではなく、卒業後に社会で活躍するためにはこういう力が必要である、という出口から考えようということです。

 たとえば、航空・観光業界に就職したい学生であれば、語学力や多文化理解、サービスマナー、法律やビジネスについての知識などが必要になるでしょう。こうした学生を育てるのが、ANAグループやJALグループの企業と連携して2016年度から実施している「航空観光プログラム」です。また、2017年度に始めた「グローバル人材育成プログラム」では、少人数クラスでの英語教育などの特別な授業を受講し、交換留学あるいは海外でのインターンシップにも原則全員が参加します。

 もちろん、本学が特徴としてきた「教員と学生の距離の近さ」や「面倒見の良さ」はこれからも大切にしていきます。たとえば担任制やチューター制といった、学生一人ひとりの学習計画に対して教員がより丁寧に助言していく仕組みの導入も検討しています。
 一例を挙げると、将来は海外で働きたいのでインターンシップを中国に進出している日系企業で経験したいという学生には、中国に詳しい教員が相談に乗ってくれるでしょう。こうした学生と教員の関わりは、大規模な大学と違って小回りの利く本学ならではもの。学生一人ひとりに出口から考えて経験を積んでもらう教育モデルを実現するためにも、「テーラーメイド型」の丁寧な助言が欠かせません。
 さらに、世界的な経営者であり、強いリーダーシップと発信力を持つ永守氏の理事長就任は、本学にとって大きな追い風です。語学教育の充実や留学生の受け入れなどのグローバル化、社会のニーズに合った人材を育てるための教育モデルの変革などを、他の大学にはないペースで進めていきます。

 今後は日本電産グループを含め、世界を舞台に戦うグローバル企業に就職する卒業生も多く出てくるでしょう。高校生や保護者の皆さんには、10年後、20年後の京都学園大学が卒業したことを誇りに思える大学に変わっていることを、期待していただければと思います。

社会のグローバル化は今、ますます加速しています。
そんな新時代に求められるグローバル人材を育てるために、
京都学園大学は、3つの取り組みを柱とした「グローバル構想」を推進。
世界で活躍するために必要な力が身につくグローバル大学へ、
京都学園大学は進化します。
  • 少人数の特別クラスで国際人に成長する。グローバル人材育成プログラム
  • グローバル水準のサービスを学ぶ。航空観光プログラム
  • 世界最先端の学問に触れる。ハーバード大学アジアセンターとの連携