「東日本大震災復興支援千枚漬けお届けプロジェクト」出発式が行われました。

2016年12月14日トピックス

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今年で6年目となる「東日本大震災復興支援千枚漬けお届けプロジェクト」の出発式が、2016年12月9日(金)京都亀岡キャンパスで行われました。今年は学生41名と教職員3名が、千枚漬けを届けるためにバスで宮城県をめざして出発しました。

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バイオ環境館前に集まったプロジェクトメンバーの学生たちは、自分たちでカブの栽培から手掛けた千枚漬けを披露。被災地に届ける千枚漬けは、京野菜の栽培・加工に取り組むバイオ環境学部の学生たちによってつくられたもので、今秋9月の種まきから始まり、千枚漬け用に収穫したカブの漬け込み・袋詰め作業なども本学の食品開発センターで行われました。

出発式では、まず学長から「道中は非常に長いので大変ですが、しっかり寒さ対策をして、元気に行ってきてください」と挨拶がありました。続いて亀岡商工会議所常務より「くれぐれも風邪をひかないように。京都学園大学のこともしっかりPRしてきてください」、副学長でバイオ環境学部長である深見先生からは「京野菜栽培加工実習でカブを栽培するところからはじまった、千枚漬けプロジェクトで現地へ行き、復興の過程を見ることができるのは良い経験です。地元の人とぜひ交流を深めてきてください」と激励のことばがありました。

このプロジェクトは、本学元教授 中川重年先生が震災直後に訪れた被災地で、文化的で心のこもった食事が提供されていない場面を何度も目の当たりにされたことから、京野菜などの産地として京都の食文化を支えてきた亀岡市から「京都の食文化を仮設住宅にお住いの方にお届けしよう」と、亀岡市や亀岡商工会議所の協力も得て始まりました。5年間続いてきたこのプロジェクトを引き継ぎ、今年の栽培・加工の指導を行ってきた食農学科 河田先生は、「プロジェクトに参加している学生は1回生が多く、震災があった時は中学生ぐらいだったと思います。実際に震災の恐ろしさを見ておくのも大切」とその意義を説明して下さいました。

出発式の日の夜、河田先生たちと41名の学生はバスに乗り込み宮城県へ出発。宮城では4カ所の仮設住宅をまわって住民に千枚漬けを手渡した後、震災伝承館を訪問して震災や復興のお話を聞き、松島~仙台の被災地を視察しました。
このプロジェクトにご支援いただいた、亀岡市様、亀岡商工会議所様、かぶら生産者の山崎敏夫様、本学父母の会様に心より感謝いたします。

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